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尻上がりの、スローエイジング。
いやはや、最近
顔に対しての「美意識」が
さほど高くなくってよかったと
胸を撫で下ろすことが多い。
そりゃあ、
わたしだってオンナですから
それなりにキレイにしておきたい。
しかし、基本の指針は
「汚く老いたくない」なので
美意識の尺度もそれに準じて
「清潔」であることを
美しさよりも重んじている。
「美」<「清潔」。
自分の「顔のポテンシャル」が
それなりにあると
「さらに高みへ!」と
可能性への期待が弾み
続々と登場するメイクアイテムや
進化し続ける美容整形的な技術への
アンテナも高くなるのだろうが
わたしにはその兆候はなく
「中途半端な顔で良かった」と思っている。
最近の美容整形の一般化は凄い。
シミもシワもなかったことにできるし
ハリを刺してハリを出したり
脂肪を凍らせてなくしたり
ある場所の毛を消したかと思ったら
別の場所には毛を増やしたいりと
もう、なにがなんだかわからなくなるほど
世を席巻している。
都内の街には
コンビニ並みに
美容クリニックが立ち並び
庶民も利用するようになったのね
と思いきや
その施術のお値段は
とても庶民的とは言い難く
「欲」を喰い太る
「コンプレックス商売」の
恐ろしさを垣間見ては
ああ、美意識低めで良かったと
安堵している。
みなさまのサポートを糧に、本を貪り、誠実なコラムを書きづけたいと思っています。いつもサポート頂いている皆さま、本当にありがとうございます。