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【自己理解】なぜ食事に執着するのか?

ついに理由がわかった。

幼少期に食欲を我慢していたことが原因だ。

幼少期、貧しかった。

親に回転寿司に連れて行ってもらった時、親が予算のことを心配しているのがわかり、あえて安いものばかり選んで食べた。

まだお腹が減っていたけど、もう十分、と言った。

親は寿司を数巻だけ食べ、あとは無料の紅生姜を食べていた。これが好きなんだ、と言っていた。

少食だったから本当にそれで満足だったのかもしれない。

しかしその姿を目にしながら、自分だけバクバク食べるわけにはいかなかった。

そこまで無神経ではなかった。むしろ繊細だった。

連れて行ってもらって嬉しいはずなのに、なぜか胸が痛んでいた。

連れてきてくれたのはありがたい。

感謝してる。嬉しい。でも何故か悲しい。むしろ連れてこないで欲しかったレベルだ。

何故だろうか。
親の優しさを目にし、そんな優しい親に迷惑をかけないようにしなければ、思わせられたからかもしれない。ある意味心理的な拘束だった。

親が無関心だったら、反抗のしようもある。しかし、ちゃんと向き合ってくれていた。だから親には迷惑かけてはいけないなと思ったのだ。

私がこれまで無茶をしなかったのは、そんな親の優しさがいつまでも無意識下から消えないからである。

十分すぎる食事をとりながら、何故自分はまだ食べたい、まだ食べたい、と思うのか振り返ると、そういう過去の傷が影響しているように思う。

しかし、もう自分を解放する日が来たようだ。

もう大人になって自分で自分を満たすことができるようになった。

お腹いっぱいまで食べる必要は全くない。何度も満たしてきた。心も満たされている。

幼少期の思い出は消すのではなく大事にとっておいて、そして前に向かって進もう。

自分を解放した。

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