【読書】伊吹有喜(著)『犬がいた季節』を読了。
とうとう読み終わってしまいました。
最初の方はいい感じの恋愛物語だったのですが、後半になっていくにつれて、少し息苦しくなってきました。
まるで、登山をしている時のようで、八合目あたりからは、かなりかなりしんどくなってきました。
もしかしたら、高山病に罹ってしまっていたかも知れません。
それでも頑張って読み進めて、山頂に到達した時の景色は素晴らしいものでした。
三重県が舞台になった小説が他になかったかと思い出していると、三浦しをん(著)『神去なあなあ日常』という小説がありました。
この物語は、三重県の三杉町という所が舞台でした。
三重県は非常に南北に長い県です。
南は和歌山県と接しており、北は愛知県、岐阜県、滋賀県と接しています。
東側はずっと海に面しており、西側は紀伊半島の山間部になります。
三杉町は南北の真ん中あたりで、一番西側の、奈良県に近いところに位置します。
『犬がいた季節』の舞台である四日市は、地図でみると一番北側にあって、隣の桑名市を超えると、そこはもう愛知県です。
四日市というとコンビナートがあって、工業地帯のイメージが強いのですが、西側の山間部はとても自然豊かな所です。
土地勘のある物語りを読むのは、楽しいものです。
また、物語りの聖地巡りをするのも、いいものです。
この物語りの様な、甘酸っぱい思い出がある訳ではありませんが、久しぶりに三重県に戻ってみたい気持ちになりました。