算盤と習字を習っていたこと
小学生の頃、塾には通ってませんでしが、算盤と習字を週に一度、習っていました。
算盤も習字も、極めればそれなりに役にたったかもしれませんが、中途半端な気持ちしかなかったので、ほとんど役に立っていません。
今から思うと、月謝を払っていただいた父と母には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
算盤を習うメリット
今は電卓どころかパソコンもあって、算盤を使うことなんてことは先ずありません。
算盤を習うと、暗算が早くなるという副産物を得ることができますが、残念ながら私には得ることが出来ませんでした。
こんな時代だから、算盤教室なんて絶滅しているのかと思っていましたが、ネットで検索すると意外にまだ沢山あることがわかりました。
やはり暗算力や記憶力がアップするということで、受験対策として子どもに習わせる親御さんが多いようです。
習字を習うメリット
習字も習っていましたが、字は全然上手くなりませんでした。
私は字だけではなく、絵も下手です。
絵心は全くありません。
基本的に字が下手な人は、絵も下手です。
絵が下手でも、あまり社会人として影響はありませんが、字が下手なのは少し問題が発生します。
今は字の上手さよりも、パソコンのタイピングの速さと正確さが重視されますが、字を書くことが全くなくなったわけではありません。
今でも紙のノートは使用しますし、ホワイトボードに字を書く機会もあります。
そんな時に綺麗な字を書く人は、それだけで仕事ができる人に見られます。
逆に字が下手な人は、それだけで頭が悪そうに見えてしまうのです。
そういうこともあって、40歳になった頃だったと思います。
私は、通信教育でペン字というのを習いました。
字というのは、幼い頃に覚えたクセが残っているものです。
そのクセを治して、基本的な字のカタチに変えるだけで、上手い字とまではいかなくても、下手な字からは脱却することができました。
絵は上達しない
タイトルに釣られて「誰でも30分で絵が描けるようになる本」を購入しました。
人には向き不向きというものがあります。
向いていないことには、30分すら向き合うことは苦痛です。
直ぐに投げ出してしまったということもありますが、全く絵の方は上達しませんでした。
写経のすすめ
習字教室というところは今でも沢山あります。
書道教室ともいいます。
「書道」というと、何かカッコよく聞こえます。
日本には、道(どう)がつくスキルがいくつかあります。
茶道、華道、柔道、剣道、弓道・・・。
聞いただけでも、世界に通用しそうなスキルです。
こういう道(どう)がつくものは、スキル(技術)という面もありますが、心に通じるものがあります。
時々、鎌倉のお寺で写経をするのですが、字が上手いとか下手とかいうことではないのです。
硯で墨をすって、筆で字を書くという所作が大事なのです。
お寺の庭に流れる水の音を聞きながら、筆を持って写経に集中すると、心が落ち着きます。
座禅や瞑想が向いていないという人には、写経がおすすめです。