おてつたびで迎えた2023年
はじめての年末年始休暇
これまでホテル業界で働いていました。
年末年始に休んでなんていられない。大晦日も元旦も働くのは当然のことでした。
転職を機に社会人5年目にして年末年始の休暇を初めて経験することになったのですが、一体何をして過ごせばいいのだろう?こたつでぬくぬくしながら、お餅でも食べようか。それともどこかへお出かけしようか。いや待てよ、年末年始はホテルの宿泊代が高く設定されてるではないか。
あれこれ考えながら、年末年始をゆっくり過ごすのもいいけど、今までみたいに大晦日も元旦も仕事をして体を動かしたいなと思ったわたしは、年末年始をおてつたびをして過ごすことにしました。
おてつたびとは
おてつたびとは「おてつだいをしながら、知らない地域を旅をする」ことを目的としたサービスです。おてつだいをして地域の人々とふれあい、報酬をもらい、地域を旅する。ただお金を稼ぐことを目的とせず、地域の人との関わりを持ち、知らなかった地域を知るきっかけを作ることを目的としています。おてつたび先は北海道から沖縄まで、ホテルの食事配膳をしたり、農作業のお手伝いをしたりたくさんのお仕事内容があります。
わたしは社会人1年目から転職するまでの4年間、岐阜県(高山市・白川村)、石川県(能登)の3ヶ所の地方でお仕事をしてきました。
もともとは外国語や海外の文化に興味があり、日本への関心は皆無。しかし、地方での暮らしを通じて今まで知らなかった日本の美しい景観、人々のあたたかさ、地域ごとにある伝統文化や食の魅力に気づいたのです。
転職を機に地元である神奈川県へ戻ってきたのですが、何かが足りない。あの時感じた「ここへ来てよかった」という思い、第二の故郷ができたような安心感、人々のつながり・・。地方に関わることをしたい、自分にできることをしたいと思うようになった時、インターネットでおてつたびを知りました。
2回目のおてつたび
実はおてつたび参加は2回目でした。最初のおてつたびは2022年のGW。このことに関しては気が向いたときにまた改めてnoteに書きたいと思います!
2回目のおてつたびは姉を誘って、姉妹で参加。一人でおてつたび参加は不安という方は友人と参加してみるのもいいと思います。年末年始は休みたいはずなのに、一緒に参加してくれた姉に感謝。そしてフットワークが軽い。
場所は静岡県伊東市。グランピング施設でのおてつたびでした。
・自宅から車で2~3時間で行ける場所
・体力的にきつすぎないお仕事内容
・日程短縮可能
この3点がおてつだび先の決め手となりました。
お仕事は朝食・夕食後の洗い物がメインでしたが、朝食・夕食準備や周辺の清掃なども行いました。
ホテルやグランピングは日常から解放されて、丁寧で気の利いたサービスや特別な食事で非日常な経験ができますよね。そこにはたくさんの人が協力しながら、創り上げているのだとおてつたびを通して再認識することができました。
おてつだび先の方にとっては、宿泊先を用意したり、一から業務を教えたり、色々と手間や時間がかかりますよね。そんな中でも、あたたかいフカフカなお布団を用意して頂き、丁寧に業務も教えて頂きました。
姉と参加できたのもよかったです。繫忙期にもかかわらず洗い物を退勤前に終わらすことができ、姉妹の力を発揮しました。達成感!
おてつたび先の方からは「本当に助かったよ」「次は泊りに来てね」というお言葉を頂けたことがうれしく、普段であれば感じることの出来ないやりがいを得ることができました。いろいろな世代の方がおり、地元の方も多く、一期一会の出会いはおもしろいなと改めて感じました。
おてつ”たび”をしよう
おてつたびは、お手伝いをして報酬をもらい、地域を旅することができるサービスです。せっかくその地域に来たのだから、旅をしよう!おてつたびの報酬で収入と支出プラマイゼロの旅も実現可能です。
おてつたび先到着日はお仕事はお休みだったので、おてつたび先周辺の観光地へ。静岡県に来たのだからお魚を食べなくては。刺身盛り盛りの丼を味わいました。
おてつたび終了後には伊東市、熱海市を観光。姉も旅がすきなので、姉の行きたい場所をほぼ制覇した旅でした。
そんなこんなで、おてつたびをして2022年の大晦日と2023年の元旦を過ごしましたとさ。