【昔話】2008 年の収支と投資
2008 年のお金の使い方を懐かしんでみます。
収支
引き続きこの記事と同じ集計方法で集計を行いました。
年間収支は ¥2,323,399.- でした。
特筆すべき収入出費
収入・出費面では 2008 年は特筆すべきことはありません。
投資
従業員持株会
10 % だった奨励金率が 5 月以降 15 % に変更されました。6 月まで ¥15,000.- だった持株会の積立額を、変更可能月の 7 月から ¥100,000.- に変更しました。
売買手数料がかからない上に 15 % も奨励金をもらえるなら、可能な限り大きな額を積み立てたほうが得なのではと考え、積立額を増やしました。 積立額は年に一度しか変更できないので、とりあえず 1 年間手持ち資金をすべて積み立てるという考え方で、 1 年たって残っているお金が無くならない最大額に設定して様子を見ることにしました。
親会社の株を購入するという持株会だったので、一般従業員には取引に制限がなく、単元株になったら引き出して売るつもりだったのですが、秋口にはリーマンショックの影響が出始め、売るに売れなくなっています。
ただ、リーマンショックの影響下で大きく買い増しできたこと、親会社がリーマンショックを乗り切り、破綻せず成長したことは私の資産形成には大きなプラスでした。
投資信託 (スポット購入)
前年 12 月の続きとして、 1 月に投資信託を 2 種、19 万円分購入しています。
この時購入した投資信託は、下記の通りでした。
「ブラックロック・USベーシック・バリュー・オープン」 ¥100,000.-
「イーストスプリング米国高利回り社債オープン」¥90,000.-
また 5 月には下記を追加購入しています。
「イーストスプリング・インド株式オープン」¥100,000.-
どの投信もリーマンショックに巻き込まれて、年末の評価額は半分くらいになっています。
投資信託 (積み立て購入)
「ドルコスト平均法」という考え方がよいとどこから聞いてきて、ノーロード (購入時手数料 0 円) で積み立て設定ができるという触れ込みだったセゾン投信の2商品を積み立て始めました。
正確に言うと手元資金を 1 年に分けて積み立てようとしている持株会のほうがドルコスト平均法で、積み立て開始時に一括投資できる資金があるわけではないこの投信は単に積み立てているだけでドルコスト平均法ではないです。
2024 年時点で確認すると「セゾングローバルバランスファンド」の信託報酬は 0.56 % 前後、「セゾン資産形成の達人ファンド」は 1.34 % 前後と、今となっては見劣りするのですが、当時は今のように低コストの投資信託が国内ではあまり見当たらず、「マシ」な商品だった気がします。
当時のネット上での議論も「投資信託は手数料が高いので個別銘柄を買うべき」 vs 「 2 % や 3 % なら信託報酬を払っても分散投資している投資信託のメリットに見合う」という議論だったように記憶しています。2024 年時点のようにノーロードは当たり前、 0.1 % 以下の信託報酬を各社が競う時代になるとは思いもしませんでした。
それぞれに ¥5,000.- ずつ、ボーナスの翌月は ¥10,000.- ずつの設定で 8 月から積み立てを開始しています。
個別株
従業員持株会は積み立てとはいえ個別株なので資産が1銘柄に偏ってしまっていると感じ、 9月と10月に東芝を合計 2 単元購入しています。
ご存じの通り数年後粉飾決算が表面化し株価は低迷を続けた後上場廃止になってしまいました。上場廃止になった株式の過去の株価を簡単に取得できず、グラフや集計の「推定含み損益」に含めることができず残念です。
売却した時点での「実現損」を売却した年の振り返りでご報告します。
9月以降、株式市場全体が大きく値下がりをはじめ、持株会の個別株が主な保有資産だった私も、資産額が大きく減ってしまっています。上のグラフも、前年と比較して縦軸をマイナス側に広げなければ描画できませんでした。
まとめ
年に一回しか変えられない持株会の積立額を大きく増やした直後に暴落がやってきたのは、今振り返ると幸運でした。
年間の投資額が 250 万円を超えていて、収支とトントンかそれ以上をこの先しばらく投資に回し続けることになります。
この年の後半に 10 万円強を積み立てつつ追加投資して生活が成り立っていたという経験が、2024 年からの NISA の積み立て枠を使い切りながら、余剰分を成長投資枠に入れていくやり方が実行可能だろうという自信になっています。
振り返っている時点では、リーマンショックは 2009 年に底をうつことも分かっているのですが、当時はどこまで下がるのか気が気ではありませんでした。
この 2008 年の年末に 130 万円を超えている含み損がどこまで膨らんだのかは 2009 年の振り返り記事に記載します。