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伝わる伝え方 〜80点で良い〜
最近思うこと。
レコメンド機能、最強だなって。
YouTube、Amazonどんどん自分の見たいこと、知りたいこと、買ってみたいものを紹介してくる。
本当に止めどなく。
そして、おバカな私は、止めどなく見続けてしまう。
だって面白いんだもん。
そして、パーソナラズ化されたSNSは、楽チンである。選択するという脳の容量を消費しないから。
Z世代は、このレコメンド、パーソナラズは必須だと。何で、私に合わせたサービスをお知らせしてくれないんだ!と。
図書館で新聞広げて調べ物は、古の産物となってしまった。
さて、伝わる伝え方をまとめたい。
結論から言うと、伝わる伝え方の一つは、
「合格点を決めておくこと」
それは、これだけは言いたいことを決めておくことでも良いし、用意しておいた原稿を読み切ることでも良い。これが出来たら、合格だという基準を決めておくことである。
私が推奨するのは、「80点」を目指すこと。100点を目指そうとすると、相手の反応や意見に耳を傾けにくくなる。表情も固くなり、不自然さも生まれやすい。
「20点伝わらないことがあってもいいや!」
という心の余白を持って、伝えに行くと、案外スムーズにいくものだ。
いつも100点を目指そうとすると、合格点の基準を決める作業も億劫になる。
80点くらいなら気軽に臨める。
要するに、良くないことは、伝えるために何も決めずに丸腰で伝えようとすることだ。
私の職場での例え話
私が外部の協力団体と打ち合わせをする場面。イベントの大体の日取りを決められれば80点と定める。
※100点は、協力団体がめちゃくちゃモチベーションが上がる話の伝え方だとする。何月何日で何時何分までカチッと決める。(実際はここまで考えていない)
<私が合格点を決めずに丸腰で臨む>
私:今日は集まっていただき、ありがとうございます。
イベントは〇〇のねらいがあり、△△の良さがあります。(あとレジュメに沿って説明する)
私:〇〇さん、どう思われますか?
団体:どうって言われても、、、何が言いたいのでしょうか?
私:・・・
<私が80点の合格点を決めて臨む>
私:今日は集まっていただき、ありがとうございます。
今日集まっていたのは、イベントの日取りを決めたいと考えているからです。
これから私が概要を説明しますので、そのための準備の日数、どれくらいかかりそうか考えていただきたいです。そこから計算して日取りが決まればと思っています。
私:準備は1ヶ月程度で可能でしょうか?
団体:いや、名簿や申請書の作成には〇〇くらいかかりそうだから1ヶ月半は要るかな?
私:なるほど、では日取りは〇月△日はどうでしょう?
団体:んーまだこれくらいと断言できないので、〇月中旬くらいの間をとってもいいですか?
私:分かりました。
自分が伝えたい思いも伝えることができました。
相手の話にも、柔軟に対応することもでき、大体80点は達成できたと思います。
言いたいことがたくさんあって、しかも、伝える前に整理もせずに伝えてしまうと、相手は何を考えたら良いか分からなくなる。
1番の問題は、話を持ってきた人物の言いたいことが良く分からない。
ある程度伝われば良い、しかしながら、何を伝えるかはちゃんと言語化しておく。
こういうことは、誰もレコメンド機能で教えてくれない。ちゃんと自分の頭で考えて、整理して、可視化せておこう。
そここそ、脳のメモリを発揮するところだ。