戦いは続く
将来への漠然とした不安。
時には、そのような不安が自分の背中を押すこともあります。
以前、「自立しなければ!」という強迫観念にとらわれていた私は、凄い勢いで資格を取得し続けていました。1年以内に8つの試験を受けたことも・・・。
今私が保有している資格の中で、一番難しかった資格の受験勉強。
とても厳しい戦いを強いられました・・・。
自分の持っている、すべてのものを総動員します。
それには、かつて悔しい思いをした記憶も含まれています。
負の感情から闘争心から憧れの感情、はたまた効率化のための工夫だったり、ありとあらゆるものを絞り出します。まさに、全力疾走。
その様な異常な(?)期間を過ごしたおかげで、試験終了後しばらくは、心がボロボロ状態でした・・・。
合格発表さえ、見る気になりませんでした。
合格は、父からの電話によって知らされることになりました。
不思議と「嬉しい」という感情は湧いてきませんでした。
放心状態で、電話を受けた私。再び、疲れがぶり返します(笑)。
しかし、合格がゴールではありません。
現在、この時取得した資格によって、生活の糧を得ている私。
受験勉強中は、自分との戦いに専念していれば良かったのですが、いざ実務に当たると、とんでもない事の連続です(笑)。
他者との折衝能力、有害なものから身を守る力、人から選ばれる力等々、様々な能力に磨きをかけていかねばなりません。
遠い「定年退職」に、つい憧れを抱くという矛盾した気持ちを抱えつつも、戦いを止める訳にはいかないのでした(笑)。
そう言えば、悲しいかな(?)、私の職種は生涯現役も可能でした・・・。