孤独な従業員たち
やっと、金曜日を迎えましたが、体はボロボロです。
今日は、締め切り付きの仕事を1件納品。
頭がもうろうとして、くだらないミスが誘発されます。
まあ、本質的な間違いではありませんでしたが…。
数日前から、涙がボロボロこぼれて止まりません。
それでも、仕事の納期に休む訳にはいきません。
来週は、1年の内で最も難易度の高い仕事の納期がやって来ます。
息が苦しい…。
私が行っている仕事は、他の人ができません。
私以外、誰もそのやり方を知らないのです。
この仕事、前任者からの引き継ぎは、一切ありませんでした。
昨年は、大失敗を仕出かして、ボスがお客さんから激しく叱責されました。
よく、私が怒られなかったものです…。
ボスがお客さんに仕事のダブルチェックをすることを約束した為、今年は、アルバイトの方のチェックが入りました。
それでも、この仕事を完璧に仕上げることは、困難です。
経験豊富なアルバイトの方でさえ、そう仰るのです。
そんな仕事を誰にも教わらないでやったのですから、私も大したモノです(笑)。
今日は、別事務所で働く女性から本社に電話がありました。
「どうしても、今日中にやらなくてはならない仕事があるのですが、誰か、やり方を知りませんか?」
どうせ、居ても役に立たないであろうボスは、不在。
この職場で1番仕事が出来る男性従業員も、運悪く、午後から出張してしまいました…。
電話に出た従業員が申し訳無さそうに言います。
「ごめんね~、その仕事のやり方、誰も知らないの~!」
時刻は、既に17時を過ぎていました。
「今から、250件分を処理しなければならないんですけどー」
悲痛な訴えも虚しく、1人取り残された別事務所の女性。
体調不良の私は、その後、すぐに帰宅。
この後の事は、どうなったのやら…。
ボスのマネジメント力が問われるのでした…。