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新しい当たり前をつくるために、カミナシに入社しました(8ヶ月前に)

migi(@migii000)です。

今年の4月から株式会社カミナシでプロダクトマネージャー( PdM )として働いています。

先日、所属チームで実践している開発プロセスについて書きました。こちらもぜひ読んでみてください!

今回は人生初の入社エントリーです。


以前、退職エントリーを書きましたが、入社する前の自分から見たカミナシはこんな会社でした。

次の会社の特徴をざっくり挙げると、以下のような感じです。
・日本の社会課題解決にトライしていて、かつ TAM が大きい
・BtoB メイン
・現場重視かつテクノロジーも活用していくと宣言している
・プロダクトマネージャーが多数在籍している
 ・シニア PdM が複数人在籍している
 ・組織的にプロダクトマネジメントに取り組もうとしている
・100人前後の組織で一緒に働く人たちが素敵
・基本フルリモート

上記に加えて、マルチプロダクトをやっていくぞ、というタイミングでの入社になりました。自分もこのマルチプロダクトの一翼を担うプロダクトをやっています。もうすぐリリースします。みなさんにお披露目する日を楽しみにしています。

入社からあっという間に8ヶ月が経った今、想像以上にカミナシでの仕事を楽しんでいる自分がいます。日々お客様と会話しながら、よきチームでプロダクト開発に向き合えています。

思い立ったが吉日、なぜ転職先がカミナシだったのか、8ヶ月経って実際どう?を振り返っていきたいと思います。

以下のような方々に届くことを願っています!

  • migi と知り合いのあなた(近況報告です)

  • migi と一緒に働いているカミナシのあなた(自己紹介です)

  • 将来カミナシで一緒に働くかもしれないあなた(カジュアルにお話しましょう!DM待ってます!)

現場訪問時にお客様からご好意でいただいたりんごを抱えながら




Why カミナシ?


自分がカミナシに入社を決めた理由は大きく3つあります。

  1. 共感できるミッションのもとで働きたい

  2. プロダクト開発に向き合える環境で働きたい

  3. ”現場ドリブン” な開発スタイルへの共感

転職活動中は、ありがたいことに複数の企業様から声をかけていただきましたが、上記の3つの軸 × PdM の役割で最も自分がフィットしそうだと思ったのがカミナシでした。


1. 共感できるミッションのもとで働きたい


自分の働くモチベーションとミッションのアライン

PdM 云々の前に、私が仕事に求めているものはこちらです。

都会・地方関係なく、多くの人が日々使う道具づくりがしたいと考えています。

自分自身が地方出身者で、ものづくり/インターネットに魅力を感じ飛び出しました。 関心があるのは地方にも都会にもあるものをテクノロジーでより便利にすることです。

デジタルデバイドを少しでも埋めて、生まれた場所や住む場所に関わらず快適で自由な暮らしができるようになるような道具(プロダクト)づくり/事業に関わりたいです。 また、自分自身が非効率な業務に対する煩わしさが苦手で、それらを解決したいです。

加えて、機能するもの(プロダクト、チーム、プロセス)をつくることに関心があります。


唐突ですが私は日本が好きです。

新卒の就職活動の頃からずっと、「日本のドメイン」に根ざしていることがしたいと考えていました。特に、自分の生まれ故郷である島根県でも使われるくらいに広く浸透するモノづくり(プロダクトづくり)にかかわり、文化や慣習をアップデートしたいと考えています。

ただ、その日本は衰退しかかっています。前述の島根県は消滅可能性自治体が多く、空き家が増えたり百貨店が閉館したり、少しずつ衰退に向かっていっているのを、帰省のたびにリアルに実感しています。その度に、この note を思い出しては読んでいます。

この国にとどまり、課題解決に真剣に向き合うこと。国が衰退するとき、その衰退を放置していると、そのしわ寄せは一番立場が弱い人たちにやってくる。パンデミックによって、一部の家庭(といっても100万世帯はある)は深刻という言葉では表現できないほどに凄惨な状態に陥っている。

凋落が避けられないとしても、その痛みが弱い立場の人に寄るのは不公平だ。だから、この国に踏みとどまって、衰退する地方や厳しい状況にある家庭を支える人たち、雇用を維持する人たちも必要だ。それは負け戦における殿役みたいなもので、難易度は高いうえに、あまり脚光も浴びないけれども、本当に必要とされている素晴らしい仕事だと思っている。

『衰退が確定した国におけるプランB』(Taejunさん)


少しでも日本の現状を良い方向に変えたいと思い、前職では教育ドメインを選びました。現場へ訪問し、塾の先生方と何度もお話しさせていただくうちに、もう少し直接的に、今働いている人が抱えている非効率さを、今すぐにでも解消していきたいと思うようになりました。

カミナシは『ノンデスクワーカーの才能を解き放つ』をミッションにしており、日本中の"現場で働く人たち"に向けてサービスを提供しています。

調べてみると、製造業(食品、機械 etc.)は日本を支えている産業にも関わらず、現場にはまだまだ非効率な仕事のやり方が残っていることがわかりました(その最たる例が大量の"紙"に記録を残していること)。パソコン上でほとんど仕事ができてしまう我々デスクワーカーと比較すると、未だに業務の大部分がアナログなままです。

大手企業が入って来ない領域だからこそ、スタートアップでやる意味があり、産業のアップデートに貢献できる可能性があるんじゃないか。ノンデスクワーカーの方々が直面している仕事の非効率さを取り除き、1%でも現場の仕事が良い方へ向かう、楽しくなる。それが回り回って地元への貢献になれば最高だな。これがやれそうだったのが、カミナシでした。

たまに、「なぜ会社のミッションや事業と自分のやりたいことのアラインをそこまで気にしているのか?」と聞かれることがあります。

私が担当する PdM という役割は、四六時中プロダクトのこと・ユーザーのこと・提供していく領域のことを考えます。そんな中、自分がその領域の課題に共感できるか、本気で解決したいと思えるか、その道中を楽しいと思えるか。とにかく考え続けていて苦でない領域でないと、自分がしんどくなってしまうな...と。

さらに、できれば自分が馴染みのない、知らないことだらけな領域の方が、今までの慣習やしがらみにとらわれず、フラットに考えられるのでは?と考えています。

工場見学ってテレビで見たり、実際に行くと毎回ワクワクするよな...そもそも、地元の学生時代の友人・知人は製造業の現場で働いているよな... 工場現場の課題解決、全く何もわからないけど(マインドシェアを割かれてもいいくらいに)面白そう。「これじゃないか。」と自分の中で腹落ちしたのを覚えています。


『瀬戸大橋を架けたい』

私は10年後、20年後に振り返った時に、「世の中を自分たちが(自分たちの会社が)変えたよね」と胸を張っていえるようなことをやりたいと考えています。職業人としての1つのゴールです。

これは、幼少期に見たプロジェクトXに影響を受けています。瀬戸大橋、架からないじゃないですか普通。でも、実際にはあの橋を人が架けたワケです。結果的に海難事故は減り、四国と本州を多くの人が行き来できるようになり、30年経った今でも当たり前のように健在です。新しい当たり前になっています。

瀬戸大橋は極端な例かもしれませんが、社会的に意味のある、インパクトの大きな、残るものをやることに意義を感じています。現場で働くノンデスクワーカーの方々の働き方を変えて、新しい当たり前を作ったは自分たちの会社だよねと、胸を張って言えるようにしたい。それができるチャンスのある会社だと思いました。

会社を選ぶ軸の中に、自分の成長軸もなくはないですが、どちらかといえば自分のこれまでの経験やできることを通じて、世の中を良くするチャンスに溢れていることを重視しました。

CEO の諸岡さんとの最終面接で「プロジェクトXがしたいんですよね」と話していたら「え?僕もだよ!」と盛り上がり、オファーレターでこんなメッセージをもらいました😂 諸岡さんには常日頃から「みんなの代表作を作ろう」とおっしゃっています。話すといつもパワーをもらえます。

なぜかシンクロしました(今見返しても熱いです)


< 働いてみてどうか >

  • ミッションによって、日々自分がモチベートされています。お客様とお会いして話すことが日常になっていることもあり、目の前のユーザーが少しでも業務が楽になることで余白を生み出して、才能を解放して今以上に活躍してもらいたい。やるぞ、という気持ちになっています

  • 自分だけでなく、会社のみんなが本気で、この社会課題の解決に取り組みたい・対面しているお客様の業務を良くしていきたいと考えている人たちばかりです

  • 現場DX、相当泥臭いですが、そんな泥臭いことを愚直にやる、やり続けるカミナシメンバーに日々刺激を受けています。このメンバーとなら大きなことができるぞ、プロジェクトXはできるぞ、と思っています

  • まだ地元・島根のお客様に担当プロダクトを届けられていないので、そこは今後の頑張りどころです


2. プロダクト開発に向き合える環境で働きたい


転職活動時点で、プロダクトマネージャー経験は1年弱で、世の中を見渡した時には、決して経験豊富 & スキルフルな状態ではありませんでした(今もそう)。まだまだひよっ子です。

それまでは、Web マーケティングをしたり、データ分析をしたり、分析するためのデータ分析基盤を作ったり、UXデザイナーとしてユーザーインタビューや体験設計に明け暮れたり、その時々で興味のあることをやっていました。

過去にやってきた役割と比較しても、PdM は楽しくて、比較的向いている実感があります。前職で一緒に働いていた先輩からも「全然 PdM やっていけると思うよ」とポジティブなフィードバックをもらったのが自信につながりました。そんな職種に運良く巡り会えたのであれば、この道を本気で追求してみたくなったのが転職動機の一つです。

その一方で、30代中盤にさしかかり、出足が遅れていることもあって、人一倍打席に立って試行錯誤できる環境でフィードバックを得ないと、真に顧客の課題を解決しうる強い PdM にはなれない危機感もありました。

そこで、会社も急成長していて常に人が足りていない会社を探していました。その方が、より多くの打席に立てそうだからです。かつ、プロダクトが事業の伸びに直接的に影響のあるところの方が、必然的に PdM への要求水準も高くなり、ストレッチな環境だろうと思っていました。

そんな中、マルチプロダクトに取り組もうとしているカミナシに出会いました。自分が面接に臨んでいた頃は、一気にプロダクトのラインナップを増やすタイミングで、まさに求めていた機会でした。

CTO の toriさん、採用時に面談いただいたシニア PdM のKakomoeさんheiさんが在籍していたのは、自分にとってはかなりポジティブでした。PdM 観点からのフィードバックが得やすいと考えたためです。また、偶然にも同期入社したbe-さんも入社初日から架電する(?)スペシャルな PdM で、いつも刺激をもらっています。

PdM チームでも時々オフラインで集まって連携を深めています


< 働いてみてどうか >

  • さまざまなフェーズのプロダクトが入り乱れていて、本当に面白いです

  • 広く提供していけるホリゾンタル寄りのプロダクト、メイン業界がある程度絞られたバーティカル寄りのプロダクト、共通基盤、サービス間連携などなど。0→1もあれば1→10、10→100も全てあります。これだけの幅のあるプロダクトやフェーズを経験できるのは PdM としては楽しすぎます

  • カミナシには総勢10名ほどの PdM が在籍しています。自分とスタイルの違う PdM の動き方を間近で見られるのは「なるほどそういうやり方があるのか〜」と勉強になるばかりです。あのとき何を考えてアレをやっていたんですか?なんて質問もできます

  • CxO が近い環境で、一緒に働けるのも今のカミナシの魅力です。毎日やりとり / 現場訪問している距離感です

    • COO の yukkeさんには現場訪問時に車の運転をしてもらっています…いつもありがとうございます

    • 日々のやりとりの中で、自分の基準を引き上げてもらっています。きっと1-2年後のもう少し大きくなったカミナシに入社していたら、こんなに近くで働く機会には恵まれなかったんじゃないかと、タイミングに感謝するばかりです

  • 私自身は、入社してからバーティカル寄りのプロダクトの新規立ち上げを担当し、0→1のフェーズに取り組んでいます

    • プロダクト開発だけでなく、カスタマーサクセスやセールスなど職種の枠にとらわれずに業務をしています

    • 日々ストレッチできる環境で職業人として幅が広がっている感覚があります。貴重な経験をさせてもらっています

もう少し驚いて…笑


3. ”現場ドリブン” な開発スタイルへの共感


カミナシで最も特徴的かつ色濃くカルチャーに染み付いているバリューは "現場ドリブン" です。

工場などの現場で働いたことのない自分は、そもそもお客様の業務がどんな流れで、どんな環境で(音や明るさや広さや服装は?)、何のためにやっているのか、想像することすら難しいです。

そのため、カミナシのメンバーは現場に足を運んで、現地現物をお客様と一緒に見て、一次情報を取りに行くことを重視しています。重視というより世の中の外れ値レベルでやっていると思います。

カミナシメンバーの note を見ていただけると、職種を問わず、みんなが現場に行っていることがわかっていただけると思います)

開発チームで日本全国を訪問しています

BtoB において、ユーザーに本当に使われるプロダクトを作る上では

  • 現場に足を運んで得た一次情報を元にしたプロダクト開発をすること

  • デザイナーやエンジニアなど開発チームの現場解像度が高いこと

が必須要件だと考えていたため、カミナシのスタイル / スタンスにはとても共感して入社したことを覚えています。

また、過去の経験から『誰と働くか』が自分にとって非常に重要なモチベーションの源泉だと学びました。働くモチベーションとバイブスの合う人たちと働けることほど楽しいことはありません。

入社前には、総勢10名ほどのカミナシメンバーの方とお話させていただきました。当時の社員数の1/10ほどです。みなさんとお話する中で「絶対に自分はフィットする」ことを確信しました。お時間をとっていただいたみなさんには感謝するばかりです。

< 働いてみてどうか >

  • 入社してからの8ヶ月で、現場訪問 28回、商談・ヒアリング 70回超、展示会 2回の実績です。少なくとも平均2.8回 / 週はお客様と話していることになります

  • 「僕、結構任せるタイプだから」と入社前に CEO の諸岡さんに言われていた通り、いい意味で放任され(笑)、自分で考えて試す余白があります

    • 実際、入社してから大小さまざま提案をして、ときには勝手にやってみて、それで怒られるようなことは決してありません。

    • むしろ、みなさん「いいね!」とのっていきしてくれていて、最高です

    • 前職より少しだけ会社のフェーズが若いので、これまでに踏んだ失敗や罠を回避しながら進められています。

    • 前述の通り、一気にマルチプロダクト化が進んできているので、自分のプレイブックも日々更新しないといけないなーと、いい意味でプレッシャーがあり楽しいです

  • 現在は、職能横断のスモールチームで0→1のフェーズを駆け抜けています。エンジニアリングマネージャーの言葉を借りると「ノーヘルでバイクを飛ばしてる」状態です

    • 各領域のプロフェッショナルと、よい関係性の中で楽しく働いています。登る山は高いですが、このチームなら登れる感覚があります。やるぞ

    • スモールチームなこともあり、スクラムっぽいけどスクラムではない何かで開発を進めています。自分たちの開発スタイルを発明している途中です

    • はじめてのフルリモートチームでの開発でしたが、うまくアジャストできている気はします。定期的にオフラインで集まったり、現場訪問しながらたくさん会話できているので、今のところ極端に難しいとは感じていません

(和気あいあいとするチームの様子…)


カミナシはまさに ”今” が楽しい


CTO の toriさんも社内に発信していたのですが、今のカミナシは『マルチプロダクトのカオス』に突入しています。人数が増えてきて、会社としてのフェーズが進んできた今も、別に整っているわけではないです。カオスです。1年でプロダクトラインナップを1つ→5つにしたらそれはそうです(笑)

スタートアップらしくスピードを落とさないようにしながら、このカオスに対応している真っ最中です。カオスを乗りこなして、世の中に価値を届けていく、まさに今その道中にいます。メンバー全員で試行錯誤しながら、前へ進んでいます。

このカオスが経験できるのはきっと"今"カミナシにいるメンバー、このタイミングでこれから飛び込んでくるまだ見ぬ new joiner の特権なんだろうなと思います。前述の通り、まだまだ経営陣と近くで仕事ができているので、チームの基準も、自分の基準も上がっていく実感があります。

とはいえ、あと1年くらいカオスは続くと思うので、もしカミナシに興味を持っていただけたら・もしカミナシに飛び込むなら、圧倒的に"今"がオススメです。

(その先も新しいカオスがある気はしますが…🤫)

ジョイナス!

We are hiring!


カミナシでは、私たちと一緒に働く仲間を募集しています!

ノンデスクワーカーの才能を解放するために、現場ドリブンな開発に共感していただける方はぜひ気軽に DM してください!カジュアルにお話させてください!

みなさまからのご連絡・ご応募をカミナシメンバー一同、心待ちにしています。特に、自分の所属する新規事業チームではエンジニアを大大大募集中です!

一緒にプロジェクトXになるような仕事をしましょう!

おわり

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