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業界トップレベルのデータ量をダイナミックに扱う技術と事業の面白さ

建設クラウド事業本部 プロダクト開発部に所属する開発マネージャーのひとりであるK.I.さんに、MCデータプラスのエンジニア組織や働きがい、成長機会についてインタビューしました。
※2025年1月公開。所属・役職名などは取材当時のものです。

K.Iさんの経歴
・新卒でSIerにエンジニアとして入社
・アジャイル開発やインフラ開発などを経験し、エンタープライズ向けサービスなどを担当
・2023年に出向にてMCデータプラスのプロダクト開発部に参画。データプラットフォームの開発マネージャーを務めながら、標準化チームのリーダーとして、技術的な戦略設計やロードマップの作成、エンジニアの組織管理なども担当

管轄しているプロダクトは?

建設クラウド事業本部が提供する「建設サイト・シリーズ」のデータ連携基盤を当社では「DataHub」と呼んでおり、その開発マネージャーを務めています。DataHubは「建設サイト・シリーズ」の「グリーンサイト」や「ワークサイト」といった複数のクラウドサービスに集積されたデータを、社内外のサービスに連携するためのAPIを提供する基盤です。

「建設サイト・シリーズ」は、利用企業数は10万社を超え190万人以上の作業員の方の情報を集積しており、建設業界ではトップレベルの大規模なデータを扱っています。

具体と抽象を行き来しながら自身も成長中

開発マネージャーの役割は?

まず、当社の「開発マネージャー」とは、役職ではなく役割のことを指します。
当社全体の事業戦略にもとづいて、技術面の戦略設計やロードマップの策定などを行いつつ、エンジニアの組織設計、チームマネジメントを担っています。
私はこれまでプロジェクトマネジメントの経験はありましたが、組織のマネジメントは初めて挑戦しており、担う役割の抽象度が上がったと感じています。
開発マネージャーを担った当初は、どこまで現場に口を挟むべきか悩ましかったですね。丸投げは良くないですが、自分が関わりすぎて現場を止めてしまってもいけません。その線引きが難しかったのですが、今は未来を見据えてマネージャーがやるべきことに集中し、具体の案件遂行はメンバーをフォローする程度にとどめるようにしています。
具体と抽象を行き来でき、相互の理解が深まるので成長の実感があります。
 

社内に閉じず、外部の情報・文化に触れよう

開発マネージャーとして大切にされていることは何ですか?

小さなことかもしれませんが、社内に閉じずに外部の情報、文化に触れることが大事だと考えているので、さまざまなコミュニティーに参加するようにしています。
私が20代後半の時に社外との交流に参加して刺激をもらった経験があるので、メンバーにも積極的に学ぶ機会があるといいなと思っています。外部の情報、文化に触れると自信を持って仕事に取り組めるようになるので、良いサイクルにつながりますね。

先日もチームで社外のカンファレンスに参加しました。最先端の取り組みを行うチームに共通する言葉や考え方、進め方などをキャッチアップし、「当社でも取り入れられるね」とメンバーとも議論をした有意義な時間でした。
対面で顔を合わせ、同じ体験をするとチームの結束が強まります。普段はリモートワーク中心のメンバーもいるので、今後も定期的に企画したいと思っています。

トップレベルのデータ量をダイナミックに扱える点が魅力

MCデータプラスで感じるやりがいは何ですか?

ビジネスの観点で、建設業界でトップレベルのデータ量をダイナミックに扱える点が魅力だと思います。
使っている技術スタックは、モダンなものを取り入れており、サーバーサイドはTypescript、データベースはAWS Aurora (MySQL)などです。GitHub Copilotも導入しています。 

また、ITはシステム上の話ですが、自分が関わるプロダクトが建設現場で使われているところを実際に感じられるのは面白いですね。私は入社前に建設業界のプロジェクトに参加した経験はなく、建設に関する知見はなかったのですが、街で建設現場を見つけると「当社のサービスが利用されているのかな」などと、気になるようになりました(笑)。 

反対に、苦労していることはありますか?

「建設サイト・シリーズ」の複数のサービスにまたがるインフラなので、各サービスの関係者と連携するのは、面白い点でもありつつ苦労する点です。複数サービスのデータ構造や仕様を細部まで把握する必要があることと、大量のデータをスピーディーに扱うための技術的なスキルを日々アップデートし続ける必要はありますね。
また、何か不具合やトラブルが発生した時の影響範囲が広いため、複数のチームと協力しながら対処する必要があります。

所属会社は異なるが、企業間の垣根や壁はない

チームはどのような雰囲気ですか?

チーム構成は、現状、出向の私を含めて社員は2名で、他はパートナー企業のメンバーです。所属する会社は異なりますが、企業間の垣根や壁があるわけではなく、気軽に堅苦しくなくコミュニケーションをとっていますよ。ただ、だからこそチームビルディングはとても大事にしています。
最近チーム一丸となったのは、「オーナー企業データ連携サービス」という外部企業に当社のデータを利用いただくためのサービスがローンチした時のことです。個人情報を取り扱うので、どのようなリスクがあるのか法的な立て付けから検討し、サービスの未来の姿も含めて理想的な連携をお客さまとやり取りしながら進めました。多くの検証も重ね、チーム一丸となって無事にサービスが開始できた時は達成感が大きかったですね。社内で表彰もされたので個人的に印象に残っています。

開発することを目的にせず、コトづくりを楽しめる人は合う

どんな人が当社に合うと思いますか?

スキル面は、データベース全般の知識を有していることを前提としつつ、プログラミング言語の加工スキルやAWS、アプリケーション開発のスキルがある方になると思います。
また、DataHubのステークホルダーは、お客さまや社内の他チームなど広い範囲に及びます。その分、コミュニケーションが好きな人は楽しめると思います。
自身のやり方に固執することなく、現状の体制をリスペクトしながら柔軟にやり方を変えていける方が良いと思います。
一方で意志を持ってリードできる方が理想ですね。トラブルを起こすことなく品質を担保することも大事なのですが、事業の状況に応じて判断しなければいけないことも多いからです。
開発することが目的にならないよう、技術を使ってコトづくり、ビジネスを楽しめる方と一緒に働きたいなと思っています。

「やめること」が前進につながることがある

もっとも意識しているバリューは?

意識しているのは「たくみ」から「しくみ」へです。
開発組織は技術・具体性が強い性質上、どうしても「たくみ」が生まれやすい構造にあります。そのため、常に「ドキュメント化・仕組み化」できる内容やタイミングを探りながら業務にあたるようにしようにしています。開発マネージャーの立場から、考えていることを常にドキュメントや図にまとめて展開し、メンバーと視界を共有しています。
ただ、一番好きなバリューは「やめることも価値がある」なんです。仕組み化も大事なのは前提として、システムや業務が増え続けるのは限界があるので、「やめること」は大きな前進につながる時があります。つい、惰性で続けてしまうことも多い中で、勇気を持ってやめることの価値を認めているところが好きです。

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