片づけについて、妻(夫)とまるで意見が違う時に(戦わないで済む方法)
こんにちは、片づけ習慣化コーチの牛尾恵理です。
今日、こんな話を聞きました。
「私と妻とは、片づけについて、まるで意見が違う。」
これって、本当に日本中、いや世界中で起きている現象かも?と思ったので、ちょっと掘り下げてみたいと思います。
片づけは、価値観の違いを露呈させる
例えば、こんな会話、身に覚えはないでしょうか。
妻「えっ?!それ捨てるの?!」
夫「うん、もう今使ってないし」
妻「ダメダメ!いざという時、何かの役に立つかもしれないでしょ?!もう〜、あなたはなんでもすぐ捨てるんだから!」
あるいは、
妻「またそんなに同じもの大量に買ってきて!!置くとこないって言ってるでしょ?!」
夫「床に置いときゃいいじゃないか、どうせ使うんだし。安い時にまとめ買いした方が得だろ?!」
妻「こっちにはこっちの考えがあるの!どうせろくに家事しないんだから、勝手にモノ増やさないでよ!」
はたまた、
夫「また、服買ったのか」
妻「そうなの〜。今こういうのが流行ってるらしくて。どう〜?」
夫「服は山のように持ってるじゃないか」
妻「いくらあっても、着たい服がないの」
夫「じゃあ捨てろよ」
妻「そう言われるともったいないのよね〜。高かったし」
夫「じゃあ着ろよ」
妻「だから今は着たくないの。また着たくなったら着るからいいの!(あなたみたいに毎日同じカッコしたくないのよ!)」
などなど・・・
まるで補い合うように、
「減らし派」VS「取り置き派」
「その都度買い派」VS「まとめ買い派」
「トレードマーク派」VS「流行取り入れ派」
のようにパカッと分かれていたりするかもしれません。
これって「価値観」の違いだったりします。
つまり、無意識レベルで「そういうものだ」と思い込んでしまっている前提のようなものなので、否定されると、自分の「人格」を否定されたと思ってしまうものなんですよね。
じゃあ、どちらも我慢することなく、こういう違いを乗り越えていくにはどうすればいいのか?
そのヒントが、この言葉にあるように思います
■片づくマインド・名言シェア172
大事なのは
まだだれも見ていないものを
見ることではなく
だれもが見ていることについて
だれも考えたことのないことを
考えることだ
エルヴィン・シュレーディンガー(物理学者)
1887年8月12日生
片づけについて意見が違う時、夫婦共に、一つのあるモノを見ている状態です。
でも、別々の角度から見て、違う意見を言っているんですよね。
それは、ゾウと言えば?と問われた時に、
「鼻!」という人もいれば、「耳!」という人もいれば、「牙!」という人もいるようなものではないでしょうか。
それと同じように、お互いの意見が食い違った時は、相手の意見を変えようと思っても無駄です。
なので、自分の意見はとりあえずそのままに、「視点」だけ動かそうとしてみると、新しい世界が見えてくると思います。
おすすめなのは、「引いて」みること。
対象から距離を取ってみると、相手の言い分も「一理ある」ことに気づけたりします。
でも、だからと言ってずっと引き続けていたら、よそよそしくなり、イキイキとしたコミュニケーションは取れなくなってしまいます。
だから、一旦引いてみた後、相手の角度までずらしてから、近寄ってみます。
すると、「ああ、こういうふうに見ていたのなら、そう思うのも仕方ないかも」と、理解することができたりします(この角度、この近さで見てたら確かに「ゾウ=牙」だよね、みたいな)。
幸い、私は夫と意見が食い違うことがほとんどないのですが、それはきっと、夫が「引いて」見てくれていたからかな〜と思う今日この頃・・・
これから子供たちも思春期を迎え、子育ても難しくなってくるでしょうから、私も「引いてからの、ずらし寄り」を鍛えていきたいと思います。
今日、子供たちに結構本気で怒っちゃったしな〜💦(夏休みは距離が近すぎてぶつかりやすい)
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