どう分ければ、捨てられる?(エニアグラム別考察・タイプ2編-1)
片づけを成功させるための最大のポイントは、「いかにモノを減らすか」。
でも、いざ捨てようとすると、どれもこれも必要に思えて、判断できない。
そうお悩みの方に向けて、エニアグラムの「9つの性格タイプ」別に「こう分ければ、捨てられるかも?」という考察をしていきたいと思います。
少しでも判断基準を作るためのヒントになれば幸いです。
タイプ2の特徴
タイプ2の特徴として、このような記述があります。
タイプ2ー助ける人
<重点を置くこと>
ポジティヴ(肯定的)な自己イメージ「私は思いやりがあり、愛することができる人間だ」
自らの善意に意識が集中する
エニアグラム【実践編】 人生を変える9つのタイプ活用法
優しく、あたたかい印象のあるタイプ2にとって、モノとの関係は人との関係そのもの。
自分より人を優先しがちなので、新品や、質のいいものはお客様用として取り置き、自分が普段使うものは粗品、それも基本的に破れるまで使う・・・という方も多いと思います。
そんなタイプ2の片づけについての悩みは、ズバリ「捨てられない」ということ。
なぜなら、いざ捨てようとすると、なぜか「恐れ」や「痛み」や「悲しみ」を感じてしまうからです。
もしかすると、それはかなり根源的な理由があるかもしれません。
タイプ2が陥りがちなパターン
大半のタイプ2は、自分自身の問題やニーズを抱えていると、人を遠ざけてしまうだけだろうと恐れます。
実際、自分にはニーズはなく、人の役に経つためにのみ存在するのだと自己納得するかもしれません。
エニアグラム【実践編】人生を変える9つのタイプ活用法より
タイプ2の根源的な欲求は「愛されたい」。
だからこそ、「必要とされたいという必要に陥る」ことがあるようです。
片づけの場面に応用してみると、
「うちの子にはもう小さいけど、〜さんにあげたら喜ぶんじゃないかしら」
「使ってないけど、〜さんからもらったものだから」
「目があるもの(ぬいぐるみ)を捨てるなんて無理、かわいそう」
などなど、「捨てない」理由はいくらでも出てきます。
それはきっと、普段から人の役に立つ(=必要とされる)ことを考える思考回路が十分に発達しているからかもしれません。
それは、素晴らしいことなのですが、これが無意識的にパターン化されてしまうと、モノは増える一方。
収納の限界に達するのは時間の問題で、入らなくなれば、部屋の隅へ隅へと避けられ、積まれていきます。
これでは、片づけても片づけてもスッキリ感は得られません。
けれども、「自分にはニーズがあってはよくない」と深い部分で思っている限り、「片づけたい」というニーズがあることすら否定してしまいます。
なので、タイプ2は、エニアグラムの中でも片づけコーチングをする際にとても難しいタイプの一つです。
カウンセリングに近いセッションが必要になることもよくあります。
なので、どう分ければ、捨てられるのかを考える前に、自分に「片づけたい」というニーズがあることを受け入れ、認めることが第一歩かもしれません。
そしてそれは、誰かのためである、と意味づけできると良いと思います。
例えば、
・介護している父親が家の中を車椅子で自由に通れるように、とか、
・子供が安全に遊べるように、とか、
・来月泊まりに来る〜さんが気持ちよく過ごせるように、とか・・・
そんなきっかけがあると、自分のニーズを受け入れられるのではないでしょうか。
こう分ければ、捨てられるかも?(タイプ2への3つの「分け方」提案)
そんなお膳立てが整ったことを前提として、タイプ2へ、不要なモノを捨てるために、3つの「分け方」を提案させていただきたいと思います。
・・・と、思いましたが、長くなってしまったので続きは次回・・・
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