どう分ければ、捨てられる?(エニアグラム別考察・タイプ3編-1)
片づけを成功させるための最大のポイントは、「いかにモノを減らすか」。
でも、いざ捨てようとすると、どれもこれも必要に思えて、判断できない。
そうお悩みの方に向けて、エニアグラムの「9つの性格タイプ」別に「こう分ければ、捨てられるかも?」という考察をしていきたいと思います。
少しでも判断基準を作るためのヒントになれば幸いです。
タイプ3の特徴ー達成する人
タイプ3の特徴として、このような記述があります。
とにかくビジネス上手な人が多いのがタイプ3。
「自分がどう見られるか」ということを常に意識できるので、その場その場に合わせて最も良く見られるよう、身なりや持ち物、立ち居振る舞いを洗練させ、実際に行動にうつすことができます。
結果、「抜きん出た人」となり、どんな場でも一目置かれる目立つ存在として認識されることが多いのではないでしょうか。
うまくいっている時は、行く先々で人気者になったり、勝負に勝ち続けたり、組織の中でどんどん昇進したりしていくでしょう。
でも、そんなタイプ3にも、陥りがちなパターンがあります。
タイプ3が陥りがちなパターン
それは、「一番でありたい」と思うあまり、常に比較・競争の世界から抜け出せなくなってしまうこと。
なので、クローゼットはTPOに合わせた衣類や化粧品、装飾品で溢れかえっている、ということはよくあります。
ブランド嗜好もあるので、「買った時高かったから」という理由で、使わないのに捨てられない、ということもあるあるでしょう。
着飾る方に行かなかったとしても、資格やスキルの取得に邁進し、そのための本やセミナー資料が膨大になっている場合もあります。
それでも、こまめに整理整頓できるのならいいのかもしれませんが、タイプ3はとても外交的・行動的なので、基本的に家にいる時間がとても短い。
誰に見られるわけでもない自分の部屋の掃除・片づけは最も優先事項が低いこととなり、服・本・モノが床に散乱し・カオスになっている、という方も多いかもしれません。
仕事がうまくいっている時は、それすらも気にならないかもしれませんが、問題は仕事がうまくいかなくなった時。
「人より劣っている」ことをとにかく恐れるタイプ3にとって、負けることは、感情を大きくマイナスに押し下げます。
そんな時、自分を癒してくれるはずの部屋がカオス状態なことに気づくと、「あんなに頑張ったのに」と、よりいっそう惨めさが増してしまうかもしれません。
こう分ければ、捨てられるかも?(タイプ3への3つの「分け方」提案)
そんな状態に陥ったタイプ3にこそ、「捨てる」ことは、重荷を背負って走り続けて来た自分を深い部分から癒す、良薬になり得ます。
次回は、こう分ければ(捉えれば)捨てられるかも?という角度から、タイプ3への3つの「分け方」を提案したいと思います。