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My present Blue/青山美智子、U-ku(絵)



図書館から借りた、青山美智子さんのショートストーリー集 
「My present Blue」を拝読しました📖´-
(2022,9,6 読了)








詩のようなショートストーリーは、いつもの青山美智子さんの小説とはまた一味違う感じもしますが、温かく優しく心を掬ってくれる言葉は相変わらず。
そして、BlueをテーマにしたU-kuさんの絵ははっきりとした形のあるものではありませんが、青山美智子さんの言葉にぴったり寄り添うよう。




クールなBlue、温かみのあるBlue、物憂げなBlue、同じ色でもその時々で色んな顔を見せてくれます。
青山美智子さんの物語も、U-kuさんの絵も何となく夏の終わりを感じます。
寂しいというよりも、いっぱい頑張ったからちょっと休憩しましょうかと肩をポンポンされている気分。



私はとっくに、その小さな亀裂に気がついていた。
知らないふりで、うまくやっているように取り繕いながら。
私はあえて、それを修繕しないことを選んだ。
傷口のようなその裂け目がもっと大きく開かれることを、心のどこかで願っていたのかもしれない。
だって私は、そこから新しい何かが生まれ出ることを知っている。
少しこわいけど。





今回一番印象に残った言葉。
これ、今の私の心境にとても近いものがあります。
私の場合は、自分から亀裂を入れたのだけれど。
でも、その亀裂は破壊するためのものではなく、やはり新しい何かを生むために。
正直これで良かったのかはわかりません。これが、吉と出るか凶と出るかは神のみぞ知ることなのかもしれません。
やるだけのことはやったのだから、あとは流れに身をゆだねるだけ。




自分でいうのもおかしなはなしですが、私頑張ったと思う。
だから、少し休みます。
そして、本書はそんな私にとって優しい優しいプレゼント🎁となりました☺️
手元に置いておきたい1冊なので落ち着いたら買い直そう〜っと🎶















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