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ただの私(あたし)/オノ・ヨーコ、飯村隆彦(編)
オノ・ヨーコのエッセイやインタビューをまとめた一冊、
『ただの私(あたし)/オノ・ヨーコ、飯村隆彦(編)』を拝読しました📖´-
(2023,5,15 読了)
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オノ・ヨーコの本を拝読したいと思ったきっかけは先に拝読した『愛着障害の克服/岡田尊司』の中でジョン・レノンとの関係が描かれていたからでした。
更にそのタイミングで信頼なる琥珀亭の店主さんがInstagramでオノ・ヨーコの著書をご紹介されていたので、これはきっと私も拝読すべきなのだろうと思い、すぐ手に入った本書を拝読したのです。
1975年前後に書かれたオノ・ヨーコのエッセイやインタビューを飯村隆彦さんの編集でまとめられています。
私はオノ・ヨーコについてあまり良く知らなかったのですが、漠然とカッコイイ女性というイメージを持っていました。
この時代に既にフェミニズムを唱えていたオノ・ヨーコ。
いさぎよく、たくましく、一本筋の通った人だなと本書を拝読し改めて実感しました。
ここに書かれていることは40年以上前の言葉ですが、今拝読してもさほど違和感はありません。
むしろ現代にこそ必要な言葉のようにも思えます。
オノ・ヨーコは未来を見て話していたのではないかとも感じます。
いまの日本はすごくエネルギッシュなものを持っていながら、そのエネルギーがなにか非常にネガティブな方向に使われているような気がしてならない。
何がと言われても上手くは答えれませんが、エネルギーの使い方を間違えているというのは私も感じます。
昔に比べ自由になったようで実は上手くコントロールされているだけというか。
自由を履き違えてしまっているというか。
なにかを見誤ってしまっているのではという思いが心の奥底で渦巻いてしまうのです。
自分の中にある違和感を見て見ないふりして流してしまっているところが結構あったなと、オノ・ヨーコの言葉を受けて実感しました。
今すぐ何をすべきかが明確になった訳ではないですが、違和感をほっといてはダメだということに気付けただけでも良かったのかなと思います。
もう少しオノ・ヨーコの言葉に触れてみたいので本書も再読したいですし、琥珀亭のマスターがご紹介されていた『グレープフルーツジュース』も購入したのでそちらも併せて拝読していきたいです。
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