尊敬する人は?
今、私がお世話になっている美容師さんは、元々は母のお知り合い。
私よりも少し年下だけれど、しっかり自分を持っている人で、私もよく色んなことをアドバイスして貰っています。
母曰く、息子にしたいナンバーワンらしい。
そんな美容師さんに、母はいつでも興味津々で。
先日、私が久しぶりに美容院へ行く際に、
「尊敬してる人は誰か聞いてきて。」
というミッションを課せられました。
母が興味津々だということを告げた上で、質問をぶつけると美容師さんは少し考えて
「妻かな。それと、母。」
と答えてくれたのです。
帰宅後、その答えを告げると感動していた母。
確かに、美容師さんは綺麗事を言うような人ではないので、本当に奥様を尊敬してるのが伝わり私も感動しました。
「お互いにそんな風に言って貰えるような女性になろうね!」
と誓い合った母娘。
翌朝、両親と3人リビングでまったりしている時に、母が不意に隣にいた父に
「あなたの尊敬する人は誰?」
と聞いていました。
すると父は、即答で
「〇〇(母の名前)」
間髪入れずに1寸の迷いもなく返答した父。
父には美容師さんの話しはしていません。
目の前でそのやり取りを見ていた私は、その場で泣きました。
同時に母も泣きました。
この両親の娘で良かったと心の底から思えたひととき。
50年近く一緒にいてもお互いを思い遣り、程よい距離感で仲の良い両親を見ていると、やはり結婚っていいなと思いました。
私の結婚願望は益々強くなるのに、未だに独身でいるというジレンマにも陥りましたが。
私は、まだまだ2人から学ぶべきことがあるのでしょう。
後日、母は父の話しを2番目の妹にも話したそうで。それを聞いた妹は、やはりその場で泣いたらしい。
母は、
「姉妹揃って」とケタケタ笑っていた。
本日のLINE BLOGは、失敗もいい経験。でも実は地味に凹んでいるというお話し。
#エッセイ #両親の話 #自分語り #夫婦とは