ちょっとそこまで旅してみよう、沢村さん家のこんな毎日 平均年齢60歳/益田ミリ
さ、読了本の感想が2ヶ月分溜まっているので少しずつ上げていこうと思います。
今回は益田ミリさん2本立て。
旅エッセイ「ちょっとそこまで旅してみよう」
コミック「沢村さん家のこんな毎日 平均年齢60歳」
拝読しました📖´-
(2023,5,20 読了)
「ちょっとそこまで旅してみよう」
本書は5/22㈰に参加した対面式読書会が《旅に持って行きたい本》だったので、そこでご紹介したくて積読の中から引っ張り出して拝読してみました。
国内外問わず、ちょっとそこまでと気軽な感じで旅をする益田ミリさん。
そんな益田ミリさんですが、元々は旅好きだった訳ではないのだそう。
初めは半ば無理やりお仕事のために旅に出て、そこから段々旅の魅力に取り憑かれていったようです。
時にはお母さんやお友達と、時には1人で、どんな旅をしてきたのかその時の感情を散りばめながら描かれていて、読者の私も旅をしたくなりました。
私はわんズを初めてお迎えする際に旅行を趣味にしないと決断しました。
ただ一度だけお友達と韓国旅行に行ったことはあります。
それ以外は日帰りで行けるところだけ。
若かりし頃はバンドや芸人を追っかけてあちこちに行っていましたが、それは旅行ではなくあくまでも追っかけ。
LIVEを観るという目的だけを果たして観光などはほとんどしていません。
そんな私が旅エッセイを拝読したのですが、私がなかなかきちんとした大人になりきれていないのは、一人旅をしたことがないからではないか?と思えてきました。
落ち着いたら一人旅もしてみたい。
そして、両親とも。
私は今のところ両親と暮らしているので毎日会えるのですが、それでもやっぱりあとどれ位一緒に過ごせるのだろうかと考えてしまいます。
私は40年以上生きてきて両親と旅行へ行ったことがありません。
それはとても寂しく感じます。
両親と共に現実からちょっぴり離れたところで過ごしてみたいのです。
これはグズグズせず早めに計画を立てていこうと思います。
この言葉にはハッとしました。
私もきっと子供のいない人生になると思います。
でも、両親と過ごしながら未だに子供の立場でしか物事を見てなかったなと。
そうか両親を通して親の気分を味わってみればいいんだと。
旅行気分を味わいつつ、気付きのある旅エッセイでした。
「沢村さん家のこんな毎日 平均年齢60歳」
本書を読了後にササッと読めるからと母にも勧めてみたのです。
母は読了後に
『まるでなおちゃんが書いたかと思えるようなストーリーね』
と言いました。
そう、本書の物語に登場する沢村家は我が家とそっくりなのです。
実家暮らしの40代の娘と両親との他愛ない日常を描いた物語。
お互いを尊重しつつ、それぞれに感じていることなんかが散りばめられていて、両親の想い、娘の想いがとてもわかりやすいです。
毎回言うてますが、益田ミリさんは人の心を掬い上げるような書き方をされます。
この沢村家シリーズはそんな中でも群を抜いて私は共感するところがたくさん。
これは沢村家お母さんの心の内。
私の母もこんな風に思うことあるのかなと思う反面、どちらかというと私自身がこのように思っている方が強い気もします。
私は未だに結婚願望を捨て去ってはいません。
生涯を共に歩んでいけるパートナーとは出会いたい。
でも、両親との3人暮らしも大好きで心地よい。
なんとも複雑な気持ちになるのです。
二兎追うものは一兎も得ず
なんて言葉はもう古いと私は思っています。
出来れば、パートナーとも出会いたいし、両親との暮らしも続けたい。
そこだけは欲張りたい。
沢村家シリーズはこれで2作目ですが、両親と同居するにあたって大切なことも改めて確認できる部分もあるので、いずれは全シリーズ揃えたいです。
ちなみに我が家の平均年齢は66歳です。
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