窓ぎわのトットちゃん 新組版/黒柳徹子

黒柳徹子さんの私小説
『窓ぎわのトットちゃん 新組版』を拝読しました📖´-
(2023,6,16 読了)

今回、読書会すみれ内で開催されたオンライン読書会の課題本だったので拝読しました。
驚いたことに既読のつもりでしたが、完全に未読だったようです。
いつか拝読したいとは思っていたのでこの機会に拝読できて本当に良かった。
結論から言うなれば、本書と出逢えたことは私にとってとても重要なものになるだろうと思えるくらいに素敵な作品でした。



多くの方が既にご存知の物語だと思うので内容は特に書きませんが、トモエ学園のユニークな教育方針が本当に素晴らしい。
そして、今こそこういう教育が必要なのではないかとも思います。

「どんな子も、生まれたときには、いい性質を持っている。それが大きくなる間に、いろいろなまわりの環境とか、大人たちの影響で、スポイルされてしまう。
だから、早くらこの『いい性質』を見つけて、それをのばしていき、個性のある人間にしていこう」

トモエ学園・小林宗作校長の教育方針

私は子供がいない身ですが、窓ぎわのトットちゃんから学ぶことはたくさんあるように感じます。
教育する側の親目線というよりも、トットちゃんと共に学んで成長していく側として。
既にかなりの大人になってしまっていますが、今からでも学び成長できるはずです。



なんで本書をずっと拝読せずにここまで生きてきたのかと悔しい気持ちはありますが、毎回言うようにやっぱり今読むべきタイミングだったのかなとも思います。
でもね、まだしっかりとここから何を学べばいいのかは分かっていません。
今分かっているのは、もっと自由に生きていいんだということ、自分の中にある常識という偏見をぬぐい去ることくらいかな。




最後に、トモエ学園の教育方針が素晴らしいのはもちろんのこと、トットちゃんのお母さんも素敵なのです。
トットちゃんのお母さんの著書も併せて拝読していきたいなと考えているところです。




『窓ぎわのトットちゃん』に出逢えて本当に良かった！

窓ぎわのトットちゃん 新組版 (講談社文庫)

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