ほしいものはなんですか?/益田ミリ
積読本📚の中から、益田ミリさんのコミック
「ほしいものはなんですか?」を拝読しました📖´-
(2023,7,19 読了)
7月に読了分の感想は全部アップしたと思っていたら大切な1冊を忘れていました😱
益田ミリさんの作品は私にとって栄養素のようなもの。
7月は益田ミリさんの作品でたくさん栄養をチャージしたのです。
アラフォーで専業主婦のお母さんとアラサーで独身の叔母(お父さんの妹)の間を1人の少女がいったりきたりしながら、それぞれが自分と向き合うきっかけを作っていくというような物語です。
少女は意図してきっかけを作っている訳ではなく、それぞれに素朴な疑問を投げかけているだけのことなんですけどね。
そして、読者もまたそれぞれに共感しつつ自分と向き合うのです。
私はどちらか一方に共感するというよりも、年齢の近いお母さんの存在感が薄れていく寂しさも共感しましたし、独身の叔母の保証のないこの先への不安も共感できました。
結局は本書の帯に書いてある言葉
という自身への問いがお互いに共通する不安なのでしょうし、私自身の不安でもあります。
何かになろうとしなくてもいいのだけれど、何にもなれない自分というのはやっぱり寂しいものです。
ただ流されて生きているだけのようにも感じて。
そんな寂しさや不安をお母さんや叔母と一緒に、ちょっとだけ前向きになれるような落としどころを見つけていけるような作品でした。
毎回同じことを言っていますが、益田ミリさんの”共感力”は本当に素晴らしい。
誰かに共感して貰えるのってとても励みになります。
益田ミリさんの作品が自身の奥底にあるものを代弁し掬いあげてくれて気付くことも多々あります。
今の私は安定かな。
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