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この本を盗む者は/深緑野分
図書館で借りてきた深緑野分さんの小説
「この本を盗む者は」を拝読しました📖´-
(2022,10,5 読了)
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本書も予約待ちしてやっと手元に届きました。
2021年の本屋大賞候補作ということで知り、タイトルに惹かれたので拝読したいと思った1冊です。
深緑野分さんの作品は「戦場のコックたち」に続き2作目。
「戦場のコックたち」同様、今回も読み始めからグイグイ引き込まれ気付けば読了していました。
深緑野分さんの作品は改めて引き込む力が強いなと実感。
まず、タイトルもですが、物語の舞台が素敵。
読長町には全部で五十店ほどの、本に関する店が点在しており、インテリア用にと装幀が美しい本を買いに来る客や、栞やブックカバーなど雑貨目当ての客から、初版本や希少な帯付き本、稀覯本(きこうぼん)を探しに来る客まで、あらゆるタイプの本好きを受け入れることができる。
本好きならば絶対住みたくなるような町ですよね🥺
そして、この町を舞台にまた本好きには堪らない事件が起きていくのです。
読長町の中心的存在である御倉家の子孫主人公。
曽祖父の残した本は防犯のために呪いがかけられています。
ところがある日、本が盗まれてしまいます。
主人公は盗まれた本を取り戻し犯人を捕まえ、呪いを解くためのカギとなる本の世界へ入り込んでいくという物語です。
ネバーエンディングストーリーのようなファンタジー作品。
ハラハラドキドキしながら物語を読み進め、所々に本に対する大きな愛を感じながら、終盤辺りで御倉家に潜む真相のようなものが伺い知れ少し切なくもなり。
読後は、やっぱり本のある暮らしはいいなと再確認してほっこり温かい気持ちになりました。
本は読者を色んな世界へ導いてくれ、世界観を広げてくれるもの。
本作を読んで本好きになる人が益々増えたらいいのになと思います。
そして、多分再読したくなるのでポチ👆としてしまいました🙃
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