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そばと私/赤塚不二夫、永六輔、児玉清etc…
日本各界を代表する67人の「そばエッセイ」が収録された「そばと私」を拝読📖しました。
(2022,2,2 読了)
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季刊「新そば」という雑誌に掲載された約半世紀分の集大成だそうです。
それぞれのそばに対する熱い想いが綴られており、読み進めていくうちにそばが食べたくなるのはもちろんのこと、そばと相性の良い日本酒🍶が呑みたくなりました。
そしたら、都合よく休業中である勤め先のお店から貰ってきた日本酒🍶が我が家にあるではありませんか。
人生初のほろ酔い読書を始めてしまった私です。
これがまた思いの外楽しくて。
ほんの少しのつもりが気付けば3合くらい呑んでいました🙄
私、実はそばがあまり好きではありませんでした。
関東に15年もいてそばを食べたのは数えれるくらい。
それなのに地元福岡に戻ってきて勤めることになったお店はそば居酒屋。
そこで度々そばを食べるようになり、そばはなかなか美味しいではないかと思えるようになりました。
ただ、そばのなんたらを語れるほどまだ理解できていないので、お仕事のための勉強がてらそば関連の本を少しずつ拝読しているところです。
本書を拝読して改めてそばは奥の深い食だなと感じます。
そばそのものも、歴史や食し方も噛めば噛むほど味わい深い。
そして、そばは自分が粋な人になったように感じさせてくれる食べ物でもあるんだなと思いました。
そばをお客様に提供する側の私は、お客様が粋な人になれるような心配りをしたいものです。
本書の話に戻しますと、執筆された方々はほとんどの方が既にお亡くなりになっています。
その中に児玉清さんもいらして、亡くなってからもう10年以上になるのかとしんみりしてしまいました。
児玉清さんの執筆された「蕎麦の花・そばがきの味」から一文抜粋させていただきます。
蕎麦ぐらい作る者の心がそのまま伝わる食物はないと、日頃思っているのだが、どうだろうか。このことはすべての食物に共通することではあろうが、蕎麦の場合はそれが最も顕著(けんちょ)に現れるように思えてならない。
そばを提供する側としては気をつけねばならないことだし、そばを食べる時は作る者の心をイメージしながら味わってみたいとも思いました。
今、私はホールの仕事だけでなく、調理の補助もすることになりました。
いつか、自分でそばが打てるようにまでなれたらいいなというのが密かな夢です。
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