なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか/二村ヒトシ
置本の中から、二村ヒトシさんの
「なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか」を拝読しました。
(2024,1,26 読了)
本書は三度目の再読です。
今回、LINEオープンチャット「読書会すみれ」の中で本書を課題本としてオンライン読書会を主催させていただきました。
結果から言うと主催した読書会の手応えはイマイチ。
AV監督でもある二村ヒトシさんが「心の穴」と「自己受容」をキーワードに苦しくなる生き方の秘密を提示してくれるような内容です。
私は本書と出逢い、救われ、人生を動かすことができたのでとても大切に思っている一冊です。
でも、本書の面白さを本当には理解できていなかったと感じました。
読書会を開催するにあたって背中を押してくれた方がいらっしゃるのですが、その方と終了後にお話してやっと本書の持つ力に気づいたのです。
読み方は人それぞれなので何が正解ということはないですし、自己啓発として読んで救われた私がいるのですが、ただの自己啓発本として読んだらもったいない本でした。
AV監督である二村ヒトシさんの目線で語られる生き方の秘密だからこそ本書が存在する意義があるんですよね。
そこをきちんとわからないまま読書会を主催してしまったので、参加者の方々にも本書のもつ本来の面白さ、良さをお伝えできませんでした。
前回再読したのはちょうど一年前くらい。
この時の私は再読して答え合わせをしているような感覚という感想を書きました。
今思えばこれも大きな勘違い。
初めて本書と出会った時の私とまた同じ過ちを繰り返している今の私がいる。
二村ヒトシさんのお言葉を借りると、インチキ自己肯定していただけでした。
ただ、「自己受容」と「心の穴」という言葉を知り意識するようになってはいるので全く成長していないというわけでもないのですが。
三回再読してやっと気づけたことが2つ。
改めて本書は私にとって大切な一冊なのだと思います。きっとまだまだしっかり気づけていないことはたくさんあるし、これからも再読する度に気づき、背中を押されることがあることでしょう。
読むべきタイミングで読む本を選べているということだけは自負しておくとします。
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