映画感想文「ルックバック」
小学生の頃から寝食を惜しんで漫画を描く2人の女の子のお話。
どちらかの熱量が高くても低くても、きっと漫画を通じて知り合いこそすれ、一緒に漫画を描こう!とはならなかったはず。
男女間に限らず、お互いを補完して高め合えるパートナーというのは、自分の人生を豊かにしてくれるということは前提で。
特に漫画家さんを始め、自分の記憶や考えや人生や未来を預け合いながら、ゼロから1を産み出す人にとっての"パートナー"というのは、半ば自分の一部のような、合体したような存在になっているように思う。
友達や兄弟や親の耳の痛い助言を振り切ってまでも、ただひたむきに1つのことに向き合い続ける。将来の就職が〜とか、どう思われる〜とか、そんな理屈抜きに、好きなものを泣きながら苦しみながら突き詰めていくこと。
今、オリンピックを見てても思う。
スポーツ選手とか、アーティストとか、漫画家とか、小説家とかってのは、結果もさることながら、その熱量が人の心を打つ職業だなと思いました。
それにしても…
公開1ヶ月以上が経っているのに尚、レイトショー、座席は95%以上のほぼ満席でした。
この人気はどこから?やはり藤本タツキさん作品?
チェンソーマン、読んでみようと思いました。