平日喫茶と深い呼吸
日常にはこまめな「自分時間」が必要。
先日職場の都合で予定していなかった休みが発生してしまい、どうしようかと考えた結果、せっかく平日にゆっくりできるのだしということで街の喫茶店へ行ってひとり過ごしてきました。
平日の喫茶店っていいですね。
土日みたいに人が次々と訪れて席がいっぱいになって、滞在時間に気を使うから落ち着かない、なんてこともないですし。
観光の人たちも少ないから、ハレの日的な高揚した空気もそんなになく、静か。
時間の流れ方がゆったりしているし、ごく自然にお店が「日常の句読点」として機能している感じがして、そこに安心します。
学生さんも、近所の人も、何してるのか分からない人も。おもいおもいに時間を過ごしている。
その日はブレンドを頼んでゆっくりしました。店内のスピーカーからは静かにジャズが響き、カップがソーサーに小さくかち合い、誰かが新聞をめくり、店員さんが素のトーンでオーダーを通す。それらが心地いいBGMになって、「自分時間」が捗っていく。
ほっといてくれる、でも見ていないわけではない。
その良い塩梅な距離感のおかげで、普段無意識に作動させている「何に向けてなのか分からない警戒心」をオフにでき、安心して頭を休ませられます。
自分は観光客ではなくただ休憩しにきただけなので、コーヒーそのものや店内に大袈裟に注目してしまわないように気をつけながら、ゆっくり深い呼吸をして過ごしました。
平日喫茶店ありがたや、そんな話でした。
読んでいただきありがとうございます。