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東京寫眞帖 : 豊川稲荷東京別院

もはや東京「神社仏閣」寫眞帖と名を改めたほうがいいような様相を呈しているこのカテゴリですが(笑)、今回は赤坂の豊川稲荷です。


石塀の彫り物

いつもは赤坂見附の駅を出て、青山通りのゆるい坂を上り、途中にある歩道橋を渡ってお稲荷さんの正門へというコース。

ですが、この日は歩道橋が工事中で渡れなかったため、少し先のとらやのある角まで行って青山通りを渡り、正門まで戻ってきました。
(とらや前の交差点を渡ってすぐのところから入ってもよかったのですが、せっかくなら正門から入りたいですよね)

いつもより遠回りをしましたが、おかげで豊川稲荷の石塀にいろいろな彫り物があることに気づけました。

遠目には長方形の石材が
積み重ねてあるだけに見えますが
よく見ると、石材のひとつひとつに
住所と名前が刻まれています。
こちらは火消しの組ごとに
奉納したのでしょうか

西瓜糖

なかでも気になったのが、この西瓜糖。

西瓜というよりは
りんごみたいに見える。

西瓜糖とははじめて聞く単語です。

キャンディーみたいなものかな? と想像していましたが、帰ってきてからネットを調べてみたら全く別物でした。

この「万惣」、新丸ビルにフルーツパーラーのお店を出していたこともあったのですね。
身近にあった時にはまったく気づかず素通りしていて、閉店して10年以上も経ってからネットで知るという… 痛恨。

境内を少しばかり

豊川稲荷ではなんとなく写真は遠慮したほうがいいような気がして、ほとんど撮っていません。
なので山門と手水舎だけ。

山門
赤い提灯は遠くからもよく見えて、
ここだけタイムスリップしたような雰囲気です。
手水舎。
すぐ隣には高層ビル。
手水舎の鬼瓦
ズーム。
ふさふさの頭髪に大きな鼻。

神仏混淆の不思議な雰囲気が漂う豊川稲荷。

本堂はふつうの(と言うと語弊がありますが)お寺で親しみやすい感じがしますが、数多くの赤い幟旗がはためく奥の院のあたりでは思わず知らず、緊張してしまいます。

境内にはそのほかにも御堂や神仏の像がたくさんありますが、自分は奥の院の鳥居前にある美形の摩利支天の像が好きです(笑)

門の上の透かし彫りがきれい

ところで、境内を歩いていると、お供物を載せた銀色のトレイを持った参拝者の方たちを見かけます。(境内のお茶屋さんでお供えセットを買えるようです)

お供えを持ってお参りするのは上級者のような気がして羨ましく思います。自分も今度行く時にはお供えしたいなあ。

この日は2月の終わりで、
桜が咲き始めていました。

(2024.2.24)

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