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サウナは我慢大会の場所ではありません

こんにちは

サウナを嗜むようになると感覚をつかみ、
次第にご自身のルーティンを確立するものだと
思いますが、

どうしても『他人と比べる』方が
一定数多いような気がするのは気のせいでしょうか?

『あの人が出るまで我慢しよう』
『あの人よりも長く居るんだ』
『あの人が、あの人が…』

本来、疲労回復やストレス解消、癒しを目的に
サウナに足を運ぶはずなのですが、
なぜ他の人を軸に考え、行動したがるのか…

サウナに慣れていない方なら、仕方がない…のかも

"サウナが流行っているし、いっちょ入ってみるか!"
ってことで、入ってみるものの
やはり最初は他の人を観察して真似するものですよね

私も初心者の頃、そんな感じでした

周りをキョロキョロしてみて、
見た目がいかにも
『私、サウナ慣れてます!』みたいな感じの人を探し
入る時間や座り方、タオルの巻き方、
サウナに入っている時間を観察したり
サウナや水風呂に入るタイミングを真似してみたり

色々やっていました…っけ(しみじみ笑)

そのうち、『きつい!』『これはつらい!』
というものを省いて出来そうなことから試してみたり
ネットで情報を得たり、
慣れた頃に苦手だった事にワンチャン試してみて
受け入れられるようになったりして

徐々に己のサウナスタイルを
確立できるようになりました

我慢くらべで早死にする?

我慢くらべ、我慢大会をするということは
そうした己のサウナスタイルを無視して
体に負担をかける入り方です

時計を見ながら何分入れるか、とか
あの人よりも長く入っていよう、とか
サウナは我慢比べのような雰囲気になりがちですが
人と競争したりはせず、
苦しさを感じるようになったら
すぐに水風呂や外気浴でクールダウンした方が良いです

というのは、無理をしすぎて
脱水症状を起こすなどして倒れて救急搬送されたり
最悪な場合亡くなってしまうこともあります

昔から風呂で倒れたり、
最悪の場合は突然死したというケースも少なくありません

これは入浴に限らず、
サウナで無理をしてしまった結果でも
考えられることですし、
実際にそういった搬送例もあります

私も体の調子があまり良くないかな?という時に
サウナに入った時、倒れそうになったことがあります

やはり日頃の体調をよく観察し、
その日の自分に合った入り方をしないと
大変なことになってしまうかもしれません

サウナの本場、フィンランドで行われた
我慢大会では実際に犠牲者が出たようです


慣れれば慣れるほどエスカレートする

私自身も反省しなければならない部分がありますが、
サウナに慣れてくると、さらなる快感を求めて
『もっと熱く』『もっと冷たく』みたいに
どんどんと温冷の差を欲するようになってくると思います

寒暖差が大きいと、体への負担を考えると
あまり良いことではないかもしれません

血圧が高い方や心臓に疾患のある方は
命取りになりかねない入り方でしょう

自分にとって、『まだまだイケる!』と、
気持ち良すぎてセット数が止まらなくなる、

水風呂に入った時の快感を求めて
いつもより長い時間サウナの中で粘る、

他の人と比べて密かに競う、

などと、どんどんエスカレートすることも
あるでしょう

考え方もサウナの入り方も、人それぞれ

教科書的な表現をすれば、5〜10分入ると
良いとされているサウナ浴ですが、
これも人の体質や体調によってさまざまなので
きっちり何分!ということはあてはまりません

体全体熱せられて汗が吹き出し、心拍数が上がり、
『そろそろ限界』『そろそろ出よう』
という感覚が大切です

水風呂も絶対に入らなくてはならないものではありません

好きならば入ればいいし、好きじゃなければ
サウナを出て汗を流し、水分を拭き取って
そのまま外気浴や休憩をされるスタイルの方も
いらっしゃいます

"サウナに何分間入って、
水風呂もヒエヒエキンキンになるまで入れ!"
なんて、体を張った芸人みたいなことをやれば
体調を崩しかねません

それが気持ちいいの!と思える人も
いるかもしれませんが
人に強要すべきではないですし真似するのも怖いです


まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

やはりサウナは我慢くらべで辛い思いをすることなく、
健康的に、気持ち良く入るのが心地よいです

私もそうですが、一度酷い目に遭ってみないと
わからないこともあるかもしれません

命取りになってしまうと、元も子もないですから
やはり己のサウナスタイルを確立し
気持ち良い・心地よいと思える
ルーティンをこなすのが、安全な入り方だと思います

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高丘真弓
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