【839/1096】人と一緒に取り組む
今日は呼吸のお稽古の日。
1月は「不安」をテーマに取り組んでいる。
前回は、不安な時の身体感覚を再現して変化させるというのを体験したので、今回は、安心な時の身体感覚を再現してそれをさらに日常に波及させるというお稽古をする。
運動があまり得意でない、自分の身体にコンプレックスを持っているなどがある場合、
「言われたことができなくても当たり前」
「これをやると苦しいけどこんなもんかな」
「このくらいでいいかな、なんとなく」
というような自己流で動いてしまうことがある。
自分の身体だったら、このくらいだろうと勝手に判断してしまうのである。
だから、そういう人は、人と一緒に同じことに取り組むというのが超大事である。
自分だけでは、その思い込み、勝手な判断から抜け出すのは容易なことではない。
なぜなら当たり前すぎるので、気づかないから。
え?もしかして、これって当たり前じゃないのかも??という体験をするには、人と一緒にやる場が必要である。
同じことをしていても、人とやると相手が物理的に見えるので「あれ?」と思ったりする。
そして、人間の意欲というのは、ひとりで孤独に取り組んでいても継続することが難しいという面がある。
人間の意欲の源のひとつに、「人とのつながり」があると言われている。
仲間意識、帰属意識、所属感、連帯感、参加している実感というものが、意欲の源になるのである。
自分一人で生きている人はいないということだ。
お稽古で人と一緒に取り組むと意欲の継続にも役に立てるのでは?と考えている。
そして、自分の身体にやってることは、人とのコミュニケーションでも必ずやっている。
これはもう、必ず、である。
多少苦しくても、ちょっとした違和感があっても、当たり前になっている。
身体でそこが改善されると、人間関係でも改善される。
楽になるために、どうしたらいいか?というのを今日は何度もやった。
お稽古終了後に、「安心感が増した」と実感してもらえたようでなにより。
では、また。