見出し画像

原田ひ香著「喫茶おじさん」

初・原田ひ香さんでした。
メモを取らなかったので、ざっくりとした感想になります🙏

松尾純一郎(57歳)バツイチ は大手ゼネコンを早期退職し現在無職。しかも2人目の妻と別居中。
大学生である一人娘との関係もかんばしくない。会うと、「お父さんは本当に何もわかってない」と冷たくされる。別居中の妻からも、かつての妻からも同じ言葉を何度も浴びていた。

…どんな人もそうであるように、
誰かの言葉に傷付きどうしてこうなってしまったのかと鬱々とする日々はあるもの。だがしかし彼には「喫茶店巡り」という趣味があるのであった☕️
何か嫌なことがあってもなくてもw
出かけた先で必ずや喫茶店をはしごし、提供されたコーヒーや軽食やスィーツの美味しさに心ときめかせ
幸せ〜💕 となれる男。
可愛い。笑

この小説の特徴は、主人公が行ったお店がリアルに存在しているお店だということ。店名は出ていないがなんとなくわかる。(ここだけはメモを取りました📝)
☕️銀座のキッシュが有名な老舗喫茶店。
☕️バタークリームのケーキがある学芸大学のお店。
☕️東京駅南口2階の和カフェ。
☕️アメ横の、カウンターが5席しかないが店主がこだわりの珈琲豆を1杯1杯丁寧に淹れている「バターブレンドコーヒー」が名物の店。
☕️渋谷の有名老舗喫茶店。
☕️谷中の古民家カフェ。
☕️新橋のフルーツパーラー。
☕️赤羽のフルーツサンドで有名な老舗店。
☕️「京の朝食」という有名なモーニングセットがある京都の老舗喫茶店。
☕️あんバタートーストで有名な淡路町の店。(アンプレスという名前だそう。)

いちいちGoogle mapで検索しながら読みました(笑)

サンドイッチにナポリタン、プリンアラモードにクリームソーダ、ケーキ、そして大好きな珈琲。どれを食べても飲んでも美味しく幸せを感じる主人公に苦笑でしたが、そういう趣味があってもいいじゃないかと共感。
ただし、喫茶店のメニューはどれも現在の私は食べないものばかりですが。(グルテンフリー&甘いものをできるだけ避けています💦たまには食べますが。)

人生の酸いも甘いも経験して喫茶店巡りの果てに彼が辿り着いた場所とは何処だったでしょうか?🌈
結末もとても良かったです。


最後までお読み頂き
ありがとうございました❤︎