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珈琲にまつわるお話

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#読書感想文

原田ひ香著「喫茶おじさん」

原田ひ香著「喫茶おじさん」

初・原田ひ香さんでした。
メモを取らなかったので、ざっくりとした感想になります🙏

松尾純一郎(57歳)バツイチ は大手ゼネコンを早期退職し現在無職。しかも2人目の妻と別居中。
大学生である一人娘との関係もかんばしくない。会うと、「お父さんは本当に何もわかってない」と冷たくされる。別居中の妻からも、かつての妻からも同じ言葉を何度も浴びていた。

…どんな人もそうであるように、
誰かの言葉に傷付き

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嶋中労著「コーヒーの鬼がゆく〜吉祥寺『もか』遺聞」/コーヒーおたく道を極めた偉人たち

嶋中労著「コーヒーの鬼がゆく〜吉祥寺『もか』遺聞」/コーヒーおたく道を極めた偉人たち

風邪で寝込んでいた後半、体が楽になって来た頃読んだ本です。
これは、嶋中氏の別著「コーヒーに憑かれた男たち」と共に私の愛蔵書です。

かつて吉祥寺井の頭公園近くにあった幻の喫茶店「もか」店主 標交紀(しめぎゆきとし)氏をご存知でしょうか。
私は前著「コーヒーに憑かれた男たち」を読んで彼の存在を知りました。
読み終わった時「こんな凄い人がいたんだ…」としばし脱力したことを覚えています。
珈琲道に血道

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Mocha著「今日もコーヒーを淹れて。」ご機嫌に暮らす21の方法

Mocha著「今日もコーヒーを淹れて。」ご機嫌に暮らす21の方法

雑貨屋さんで目に止まった本です。
Mochaさんは沖縄石垣島での暮らしをYoutubeで発信している方。

珈琲タイムに最適と思われる、肩の凝らない気軽に読める本です。

著者は、大学卒業後就職せず(就活に興味が湧かなかったそうです)インドを旅したりしたが得られるものはなかった。
アルバイト生活中25歳の時に現在の妻と出会い妻の実家、沖縄を訪問したところ、27歳のフリーターであった著者を温かく迎え

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