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お疲れさま私のカバン
とにかく肩から下げられて容量の大きなカバンが欲しかった。
雨の日にも持ち歩くから軽くて合皮の方が良い。
そんな思いで購入した仕事用のカバン。
年が変わるのを機に新しいものと交換した。
よく見たら取手の部分がもうハゲハゲ。
糸もほつれて来ている。
さすがにこれはいただけない。
そう言えばこのカバンをおろした初日、先輩から「沢山入りそうで良いね」って褒めて貰ったことを思い出す。
暑い日、寒い日、雨の日、晴れの日。
床に置いたり車に乗せたり。
さてどうやって処分しようか?
ゴミに出すことも考えたけど、最近スーパーのリサイクルコーナーに古着と一緒にカバンや帽子などの生活雑貨も集めてくれる箱が常備されていたことを思い出した。
ゴミとして出してしまうのは何だか忍びない。
どんなふうにリサイクルされるのかは知らないけれど今度スーパーに行ったらあの箱に入れて来よう。
入社して右も左も分からぬまま、あたふたしている私をずっと見守ってくれた大きなカバン。
買った値段に見合わない程沢山働かせてしまったね。
姿は無くなるけれど、君の一部分をnoteのヘッダーに残しておこう。
今までお疲れ様。
いっぱい私のことを助けてくれてありがとね。
読んでくれてありがとう。
出会えたご縁に感謝します。
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