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お日様と仲良くなって骨貯金をしよう
「圧倒的な日照不足だね!」
先日、かかりつけ医師に言われたことです。
私は更年期に入ってから、骨密度がかなり落ちました。
去年は尻もちをついただけで骨折をしてしまう始末…。
骨密度を上げる薬を内服しているのですが…
「これいつまで飲むんですか?」と医師に尋ねたところ
「何言ってんだ!初めは70歳代の骨だったんだよ。
今やっと年齢相当になってきたところだ!
今辞めたら手首ついただけでも折れちゃうよ。
将来寝たきりになりたくなければこの骨密度を維持しないと…。」
私「何で、そんなに骨密度が低いんですかね~?」
そこで言われたのが冒頭の医師の言葉です。
そうね…私…
若い時から“夜の女”だった(笑)。
病院勤務時代は週の半分は夜勤。
助産院のお産も、自然のお産は夜が殆ど。
昼間仕事するにしても、赤ちゃんやおっぱいを出しているママ相手だから基本室内で直射日光は浴びない。
更に飼っていた犬がなくなり朝夕の散歩をしなくなった。
言われてみれば…圧倒的日照不足。
では、お日様に当たることと骨とはどんな関係にあるのでしょう。
① お日様に当たると皮膚から紫外線が吸収されます。
② 紫外線は体内でビタミンÐを作ります。
③ ビタミンÐはカルシウムとくっ付いて腸管でのカルシウム吸収を促します。
④ その結果、骨密度を増して骨や歯を強くすることになります。
だから、成長期にある子どもはある程度お日様にあてないといけないのです。
それが不足すると”くる病(骨軟化症)”になります。
具体的には、虫歯になりやすい、足が曲がる(0脚やX脚)、身長が伸びない、転びやすいといった症状が出ます。
ですから、母乳を与えているママも適度に紫外線を浴びてビタミンÐやカルシウムの豊富な母乳を与えたいものですね。
食べ物でビタミンÐの基になるのは主に茸。特に干しシイタケに豊富に含まれています。
動物由来だと鮭や卵にも含まれています。
カルシウムは小魚や乳製品に含まれます。
意外にも“切り干し大根”はカルシウムが豊富なんですよ。
又、骨は適度な刺激を与えられることで骨の生成を促します。
更に女性の場合、エストロゲンという女性ホルモンが骨の新陳代謝に関係しています。
エストロゲンは骨からカルシウムが溶け出すのを抑え骨が壊れ過ぎないようにしています。
更年期以降はエストロゲンが減少するので私のように骨密度が低下しやすくなるわけです。
ですから、女性は月経がある間にある程度紫外線を浴びてビタミンÐとカルシウムを取って、運動して“骨貯金”をしておくことが大切なんです。
遅きに失する気がしますけど…
私、ウオーキングを始めました。
一日朝、夕20分×2回を目標に!
しかし、この季節の北陸の天気は
その20分の確保が難しいいんだな~。
言い訳(笑)。