助産師MAYUMI

助産師38年目、助産院を開業して18年目です。 ママさん達との出会いからたくさんの事…

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助産師38年目、助産院を開業して18年目です。 ママさん達との出会いからたくさんの事を学ばせていただきました。 その経験を 少しでも他のママさんや若い助産師さんにお伝えし子育てや女性の健康に対するお手伝いをしたいと思っています。

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久しぶりのnoteで改めて自己紹介です❤

助産師MAYUMIです。 久しぶりのnoteです。 この4月より国の全国医療情報の一元化システムに伴い助産院の配信するweb情報も医療広告の規制がより厳しくなりました。 私も助産院を開業しているのでこれまでの表現方法や内容を見直す為に暫く投稿をお休みしていました。 改めて自己紹介です。 助産師になって38年目、助産院を開業して18年目です。 辰年生まれのおうし座、血液型O型。 趣味は着物着付け(山野流奥傳講師有資格)と読書(漫画本含め)。 只今LINE漫画で『アシガ

    • 本日の産後ケアご飯

      本日の産後ケアご飯のメニュー ♦ささみの紫蘇チーズはさみ ♦きゅうちゃん漬け ♦揚げ焼き茄子素麺 ♦モロヘイヤスープ ♦なめ茸 ♦紫蘇ジュース ♦白ご飯 お料理に使った夏野菜はお隣の畑から分けて頂いた無農薬野菜。 暑さにも負けず育ってくれた命のおすそ分け。 ありがとうございます。 遠慮なく頂きます。 お隣の畑のおばちゃんの作るお野菜はとてもワイルド。 手を掛け過ぎない中で生き残ってきた命の味がします。 それを食べたママのおっぱいも力強いはず。 そのせいか…

      • 離乳食のお粥の味は一生ものでありたい

        日本人の離乳食と言えば『お粥』。 お粥ってどうやって作るか知っていますか? 以前、保健センターの離乳食の指導を見学に行ったら 『ご飯から作るお粥』をお話しされていました。 ご飯に水を加えて鍋で煮て、すり鉢ですり潰すそうです。 ご飯から作るお粥… 私はそれは『失敗したおじや』だと思っていました(笑)。 煮込み過ぎたおじやは見た目はお粥。 でも、触感がただ糊っぽく“べたべた”で甘みも少なく… 味のしないご飯粒が所々残っている。 私はあまり好きではありません。 一方

        • ママを悩ませる夏休み明けの登園、登校しぶり⁡

          長くて暑い夏休みが終わりました。⁡ ⁡ 赤ちゃんを育てながら上の子達の夏休みのお付き合い…⁡ ⁡ ママさん、さぞやお疲れのことでしょう。⁡ ⁡ ⁡ 本当によく頑張りました(拍手)。⁡ ⁡ ⁡ で…やっと赤ちゃんのお世話に集中出来ると思ったら…⁡ ⁡ ⁡ 上の子達が登園、登校をしぶる。⁡ ⁡ ⁡ ある、ある!⁡ ⁡ ⁡ ⁡ えっ、何が原因?⁡ ⁡ 何もない…って?⁡ ⁡ えっ、じゃ、私のこれ迄の関わり方のせい?⁡ ⁡ ⁡ ⁡ どっと残暑の疲れが降りかかるママ…。⁡ ⁡ ⁡ ⁡

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        久しぶりのnoteで改めて自己紹介です❤

          赤ちゃんの“はいはい”が大事な訳

          最近、あまり“はいはい”をしないで“立ってしまったとか “シャフリングベビー”と言ってお座りのまま移動する子が増えているようです。 この原因は ① 最近の物の多い狭い住宅環境 ② 自分で移動する力を付ける前にお座りさせ過ぎている ③ 向き癖等で寝返りや手の伸ばし方の左右差がある と言われています。 ですから、私はあまり早い時期からの縦抱きはお勧めしません。 向き癖もなるべく早く治して正しい姿勢で育てて欲しい。 そして、赤ちゃんが動くようになったら な

          赤ちゃんの“はいはい”が大事な訳

          赤ちゃんの『胃軸捻転』って知ってる?

          赤ちゃんの “げっぷ”がでにくい。 いつもお腹が張っていて寝かすと不機嫌。 一日中“おなら”をしている。 何度も便が出るが付着する程度。 おっぱいやミルクをよく吐く。 それはもしかしたら『胃軸捻転』になっているのかもしれません。 『胃軸捻転』とは胃を支えている靭帯が弱いために胃が正しい位置に収まらず捻じれてしまう状態です。 捻転の形から縦軸に捻じれる“長軸捻転”と下から上に持ち上がって捻じれる“短軸捻転”があります。 そうなると授乳の時に飲んだ空気が捻じれにたまって外

          赤ちゃんの『胃軸捻転』って知ってる?

          我が子の鼻水を吸えますか?

          子どもが幼い頃、鼻が詰まって苦しそうなとき 私は『鼻吸い器』を使いました。 私は看護師・助産師なので器具を用いて鼻腔吸引を行う事には慣れていました。 どれくらいの太さの管をどんな姿勢にしてどれくらい挿入し、どれくらいの圧で吸引するか… 普段行っていた医療行為でしたから。 なので 「鼻が詰まっていたら器具を用いて鼻腔吸引をする」 のは、当たり前だと思っていました。 ところが、意識のあるよく動く子どもにそれを家庭で行うには一苦労しました。 まず異物が鼻に突っ込まれるの

          我が子の鼻水を吸えますか?

          新生児はまさに『生命力』の塊である

          あの、生まれたばかりのはかなげな新生児。 そっと扱わないと壊れちゃいそうで… 目を離すと消えてしまいそうで… 新生児にはそんな不安定さを最初は感じるものです。 しかし…この新生児たるや実は素晴らしき生命力の塊! 私は助産師になって37年です。 その間、私の手の中で新生児の産声を2,000人以上受け止めて来ました。 今はその場から離れ後輩育成にシフトし始めています。 そこで 「助産師はどんな基礎教育を受けてきたんだっけ…」 久しぶりに助産学の教科書を広げてみました

          新生児はまさに『生命力』の塊である

          夏と産後の疲れが溜まっているときは…消化に優しい物を食べよう

          この暑さと産後の頻回授乳…。 特に夜間授乳は睡眠不足で疲れが溜まりますね。 睡眠不足で疲れると噛む力も落ちます。 よく噛めないと消化不良を起こし胃もたれしやすくなります。 胃もたれするとぐっすり眠れず免疫力も下がります。 免疫力が下がると、おっぱいトラブルが発生しやすくなります。 と、まあこの猛暑の産後は負のループに陥り易い。 そんな時は 食材の油脂を減らし柔らかめの消化吸収しやすい献立がお勧め。 そこで最近、うちの助産院の産後ケアでお出ししたお食事をご紹介し

          夏と産後の疲れが溜まっているときは…消化に優しい物を食べよう

          イヤイヤ期の子どもの気分転換

          「イヤイヤ期」の子を抱えながらの産後って実はキツイ…。 上の子はママ取られ感でいつもより気を引こうと「赤ちゃん返り」も加わった「イヤイヤ!」。 「赤ちゃん返り」事態は大切な物の確認作業だから必要な事だけど…。 でもね~ いつも以上にイヤイヤされて赤ちゃんになられると こちらも疲弊する。 だって「こんなの嫌~!」って 何が嫌なのか言ってくれないで泣いている赤ちゃんと 「赤ちゃん返り&イヤイヤ期」の幼児に 同時に大声で泣かれるともう… カオス! すると…ふと大きい方

          イヤイヤ期の子どもの気分転換

          布オムツは実は贅沢だった…

          「赤ちゃんのオムツは紙?それとも布?」 これ、20~30年位前だったら… 「赤ちゃんは母乳?それともミルク?」 と同じくらい育て方の方法として必ず話題に上がっていました。 助産院をしている助産師も 母親の意向を確認するのにこれらを必ず聞いていましたね。 ただ… 当時紙オムツは質の良い物は割合高かったのと… その前が当たり前に布オムツだったから… 何だか紙オムツにすることに手抜き感というか罪悪感があった。 特にお姑さんに対して… だから、働きに出ないで家にいるなら

          布オムツは実は贅沢だった…

          赤ちゃんを「丸く抱いた方がよい」わけは?

          「赤ちゃんは丸く抱いた方がよいと言われました…」 最近あるママからそんなお話しを聞きました。 では、何故赤ちゃんは丸く抱いた方が良いのでしょうか? その理由の一つは赤ちゃんの基本姿勢と動きにあります。 赤ちゃんは初めの頃、首がすわっていません。 首周りの筋肉が緩くコルセットが出来ていない状態なのです。 放置すると頭の重みで首が後ろに反ってしまいます。 首が反ると顎が上がります。 顎が上がると気道が狭くなり口呼吸になります。 口呼吸が癖になるとおっぱいを飲む時

          赤ちゃんを「丸く抱いた方がよい」わけは?

          赤ちゃんの正しい姿勢知ってる?

          最近、本当に姿勢の悪い若者が多い! とくに「赤ちゃん」(笑)。 えっ? 赤ちゃんの姿勢? あんな柔らかい体で 姿勢なんてきまらないのでは? いえいえ赤ちゃんでも 正しい基本姿勢はあるのです。 その姿勢が悪くて 片方ばかり向いているとか… 反り返りすぎるとか… その結果 自分の思うような動きが出来なくて イライラしやすい。 バランスの悪い動きでリラックスできないから 眠りが浅い。 全身緊張が強すぎて ピンピン。 反対に緊張がなさ過ぎて ドテ~。 …という赤ち

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          赤ちゃんと一緒にいることを幸せに感じること

          生まれてきた我が子の幸せを願わない親はいないと思います。 精神分析学者のエリック・H・エリクソンは 「赤ちゃんと一緒にいることを幸せに感じることが出来るお母さんだけが、赤ちゃんを幸せに出来る」 と言ったそうです。 それはそうですよね。 育児はストレスだと思っている親と一緒にいる赤ちゃんの気持ちになると なんで生まれてきたのかな… と思いたくなりますよね。 赤ちゃんは言葉で言いませんが 正確に感じています。 ロバート・エディムという人が 赤ちゃんの生い立ちの

          赤ちゃんと一緒にいることを幸せに感じること

          赤ちゃんの成長は早いから心配事がすぐ変わる…

          赤ちゃんの成長は早いから心配事がすぐ変わる… やっとオムツ交換に慣れたと思ったら… 今度は便秘… やっとおっぱいやミルクが飲めるようになったと思ったら… 今度は吐き戻し… やっと寝かしつけ出来るようになったと思ったら… 今度は反り返って眠りが浅い… やっと沐浴に慣れたと思ったら… 今度は肌荒れ… もう…次から次へと 課題が降ってくる… 今までの経験や知識ではぜんぜん追い付かない! もう、これ何なんだ~! と、頭から湯気が立ち昇っていませんか? そう… 赤ちゃん

          赤ちゃんの成長は早いから心配事がすぐ変わる…

          『お口ぽかん』の予防は赤ちゃん期から~その2~

          前回、『お口ぽかん』が何故問題なのか 又、その主な原因についてお話しました。 今回は赤ちゃん期にできる予防方法についてお話します。 予防方法 おっぱいを吸わせる 向き癖をつくらない 生後3ヶ月までにCカーブ姿勢を作る 腹筋力をつける お口のタッチケア 1. おっぱいを吸わせる これは基本中の基本。 おっぱいを吸うためには お口を閉じて口腔内を陰圧にし 舌を巧妙に使ってママの乳首から 母乳を搾り出さねばなりません。

          『お口ぽかん』の予防は赤ちゃん期から~その2~