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夏と産後の疲れが溜まっているときは…消化に優しい物を食べよう

この暑さと産後の頻回授乳…。

特に夜間授乳は睡眠不足で疲れが溜まりますね。

睡眠不足で疲れると噛む力も落ちます。

よく噛めないと消化不良を起こし胃もたれしやすくなります。

胃もたれするとぐっすり眠れず免疫力も下がります。

免疫力が下がると、おっぱいトラブルが発生しやすくなります。

と、まあこの猛暑の産後は負のループに陥り易い。

そんな時は
食材の油脂を減らし柔らかめの消化吸収しやすい献立がお勧め。

そこで最近、うちの助産院の産後ケアでお出ししたお食事をご紹介します。

レシピはと言いたいところですが…
私の料理は本当に適当で、調味料の大匙何倍とかが苦手(笑)。

うちで調理実習をするときも
「まあ、こんくらい!」
と調味料を掛けまわしているものだから
ママ達もあんぐりしています。

でもね~家庭料理は適当でその時々で味が微妙に変化するから飽きないのよ!
と、おおざっぱなO型気質の言い訳ですかね(笑)。

今回のメニュー
♦鰆の塩麹蒸と温野菜
♦卯の花煮
♦人参しりしり
♦なめ茸
♦ゴーヤチャンプルー
♦豆腐となめこの味噌汁
♦白ご飯

それぞれの調理のコツとポイント

♦鰆の塩麹蒸し


 鰆は塩麹にみりんを混ぜたもので30分ほど漬けこみます。

 麹菌でたんぱく質が分解されますし、みりんは食材をふっくらさせます。

 それを強めの中火で10~12分蒸します。

 野菜は火の通り時間を考え時間差で同じ鍋に投入し同時蒸し。



 鰆も野菜もソテーより柔らかく仕上がります。
 特に魚は塩麹で焼くと焦げやすいのですが蒸すとふんわり仕上がり皮まで食べられます。

 塩麹の塩分も蒸すことである程度落ちて塩辛くなりません。

♦卯の花煮


 卯の花はあらかじめフライパンで乾煎りしだまにならないようにします。

 人参やゴボウ、椎茸、油揚げ等具材はあらかじめ千切りにして出汁と醤油と酒、みりんで煮ておきます。

 この時煮汁を多めにしておくのがコツ。

 具材が柔らかくなったら卯の花と混ぜて煮ます。

 卯の花のしっとり感を具材の煮汁で調節します。

 最後に青ネギの小口切りを入れるとしゃきっと爽やかな食感で全体が締まります。

♦人参しりしり

 人参を千切りにしたら少しの胡麻油又はエキストラバージンオイルが全体にからむように炒めます。

 人参のβカロチンは油と一緒にとると吸収が良くなりますが油が多すぎると胃もたれするので少な目で。

 その後フライパンでノンオイルのシーチキンの缶詰の汁を入れて炒め煮にすることで油が少なくても火がきちんと通ります。
 シーチキンのうま味も加わり味に深みが出ます。

 煮汁が減ったところでシーチキンを入れ、食材の温度が上がったところで卵を真ん中に割り入れます。

 卵は溶かないで入れた方が全体がふっくらとまとまります。


♦なめ茸


 茸は意外と消化が悪いのでしっかり火を入れます。

 今回はえのき、舞茸、しいたけ、なめこ、千切りショウガを醤油と酒とみりんで煮ました。

 水分は茸からでるので加えなくても大丈夫。

 ショウガは火を入れると体を温める効果もあるので夏冷えの解消にもなります。

 多めに作って清潔な瓶詰にしておくと冷蔵庫で1~2週間は持ちます。

 ご飯のおともや豆腐のトッピング、青菜の和え物にも使えます。

♦ゴーヤチャンプルー


  ゴーヤを軽く塩もみして1分程茹でると苦みと硬さが取れます。

 豆腐の代わりに油揚げにするとべったりしない仕上がりで日持ちもします。

♦豆腐となめこの味噌汁

 冷たい飲み物を取りがちなこの猛暑。
 内臓は結構冷えています。

 暑いときこそお味噌汁で内臓の冷えを取りましょう。

 何と言っても麹菌が消化に一役買ってくれます 


このお食事を産後ケアに来られたママは全量摂取され
その後ぐっすりお昼寝のご様子でした。

毎日、お疲れ様❣


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