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【読書感想文】あやうく一生懸命生きるところだった

ゆらゆら、ふりふり、ふわふわ、、、。
洗濯物が風になびいている情景を文字にしました。

どうも、mayumiです。
今日もオーストラリア一人旅を書こうと思っていましたが、ようやく読み終えた本があるので、その読書感想文を忘れないうちに書きたいと思います。
(ほら、前日の晩御飯も忘れちゃうぐらい、記憶がね・・・。)

***

今回読み終えた本は、noteさんの企画で”好きな本について語ろう!”で課題図書の中に『あっ、これ気になってたんだよね。』という本があったので、その本を購入して読んでみました。

ハ・ワンさん  文・イラスト/岡崎暢子さん 訳
『あやうく一生懸命生きるところだった』

【本書プロローグより】
頑張って! (ハイハイ、いつも頑張っていますよ)
ベストを尽くせ! (すでにベストなんですが……)
我慢しろ! (ずっと我慢してきましたけど……)

これまでこんな言葉を、耳にタコができるくらい聞いてきた。
言われるがままに我慢しながらベストを尽くし、
一生懸命頑張ることが真理だと、みじんも疑わずにここまで来た。
そうして必死にやってきたのに、幸せになるどころか、
どんどん不幸になっている気がするのは気のせいだろうか?

そう考えたとき、後悔が襲ってきた。
いや、後悔というより悔しさだ。

あと10分我慢して登れば山頂だと言われて
ひぃひぃ登ったのに、
10分たっても頂上は現れなかった。

もう少しだよ、本当にここからあと10分だから……。
その言葉にダマされながら、40年も山を登り続けてきた。
もう、どうにかなっちゃいそう!

ここまで登ってきたついでに、もう少し登ってみることもできる。
必死に登り続ければ、何か見えてくるかもしれない。

でも、もう疲れた。気力も体力も底をついた。
チクショウ、もう限界だ。

この本を読んでまず感じたことは、『韓国も日本も同じなんだね』だ。
国や文化が違うのに、同じような事を考えて同じように生きている。
なんか親近感というか、少し嬉しくもあった。

韓流ドラマが好きなので、韓国の貧富の差は日本よりも大きいと思っていたし、財閥の人たちのお金持ち具合がハンパないと思っていた。
いい大学に入学して、いい会社に就職するために勉強漬けの日々と美容整形、そんなイメージを持っていた。
でも、実際には日本と変わらない現実がそこにあった。

共感した部分や、改めて気付いたところなど、この本の魅力をいくつかご紹介したい。

~ これから読むから教えないで!という人は、
                                  本を読んでからここに戻ってきてください ~

(P.72~73)
人生に正しい選択なんてない。
人生のすべてをコントロールしようと考えてはいけない。
だって、そもそも不可能なのだから。

ほんとにそう。
『あの時こうしていれば・・。』ってついつい考えてしまうけど、もし、その時に違う選択肢を選んでいたら、今の自分はいなかった訳で・・。

(P.184~185)
僕らには挑戦する権利がある
試しもせずにあきらめると、あきらめたことは心の片隅にずっと残り続けるから。
僕らには挑戦する権利がある。もしそれが叶わない恋だとしても。
両思いになれなくても、その恋には十分意味があるから。

私はずっと大学に行きたかったと思っていた。
両親が離婚して経済的に無理だったし、担任の先生に『奨学金でアルバイトしながら進学したい。』と相談しても「そんなの無理よ。」とあっさり却下されたことをずっと根に持っていた。

でもある時、『(働いている)今の私にはお金がある。自分の力で通うことが出来るのに、なに人のせいにしてズルズルと悔やんでいるんだ!』と思い、通信制の大学に社会人入学した。
これが後々の私の”勉強したい欲求”に繋がっている。

(P.194~196)
お金のために自由を後回しにしない
たぶん、お金のために自由を後回しにし続ければ、僕らは一生自由になれない。
自由を知らないまま老いて死ぬコースの一択しかない。
このままでは危ない。人生は一度きりなのに!
以前は、未来のために我慢してお金を稼いでいた。
よくわからない未来のためじゃなく、現在の自由のために稼ぐ。

人間とは何事も後回しにしてしまうきらいがあり、何年も何年も後回しにしながら、いざ行動を起こしたとき『こんなことなら、早くやっておくんだった!』と後悔することが多いように感じる。

だから『どうしようかな』と迷ったときは、『どうせ後から”早くやっておけばよかった”って後悔するのは分かってるから、先にやっとくかっ!』と思うようにしている。

(P.232)
そう、人生の大半はつまらない。
だから、もしかすると満足できる生き方とは、人生の大部分を占めるこんな普通のつまらない瞬間を幸せに過ごすことにあるのではないか?

そうなんです。
Instagramでキラキラした写真を載せている人も、普段の生活は私達とあまり変わらないんですよ。
フツーの人生の中のキラキラ光った一瞬をデコレートして載せているだけ。
だから、周りと比較して「私なんか・・・。」って卑下することは全然必要ない。
ただ、日常生活の中にちょっとしたことを「嬉しいっ!」って思ったり、「楽しいっ!」って思えるか。
それは自分の心がリラックスしていないと感じられないものかもしれない。

一生懸命働いた後は、一生懸命遊ぶ!
そんな感じで、自分を追い込みすぎず、スイッチのON/OFFをうまく切り替えて人生を楽しんでいけばいいと思う。

それでは、今日はこの辺で。



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Mayumi | 心地いい暮らしプランナー
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