見出し画像

経営者こそコーチング!ブラインドスポットで会社が変わる

「コーチングって、本当に必要なの?これまで何でも自分で決めてきたし、経営者ならひとりで考えられるんじゃないか」

経営者の方からこんな質問をいただくことがあります。

私はこれまで2000時間以上の1on1セッション、そして1万人以上のリーダーとの対話をしてきました。

その中で感じるコーチングの真の価値は、ひとりでは考えられない領域【ブラインドスポット】にアクセスできるということ。

▼ブラインドスポットって何?と思った方はこちらの記事をどうぞ

本記事では、コーチングセッションでブラインドスポットを扱うことがビジネスにどう影響するのか、具体例を交えながら詳しく見ていきます。

最後まで読むことで、コーチングが経営者にもたらす真の価値とは?
その答えが手に入ります!

ビジョンが浸透しない!

組織拡大を目指すベンチャー企業経営者Aさんの悩みの中に隠されていたブラインドスポットをご紹介します。

事業の拡大に向けてアクセルを踏みたいタイミングです。

なのに、社員がついてきません。ミッション・ビジョン・バリューを繰り返し伝えていたつもりが、実際は幹部すら言葉をなぞるだけの状態で、本当の意味での理解はされていない。

先日は、現場のメンバーから「うちのビジョンってなんでしたっけ?」なんて言われてしまい、がっかりしています。

ホームページのトップにも記載しているビジョンステートメントが出来上がった時、本当に嬉しかったんです。「自分が創りたい世界はこれだった!」という感動とワクワクを感じたのに、こんなにも伝わらないんだと思うと、社員を信じられないような気持ちになります。

ベンチャー企業経営者Aさん(30代男性)の悩み

組織にビジョンが浸透しない。
想いをひとつにしていると思っていた幹部にすら、どうやら自分の気持ちが伝わっていなかった・・・。

がっかりしてしちゃいますよね。

孤独感とか、やるせなさを感じてしまうし、散々伝えたはずなのに伝わらないならどうしたらいいんだろう・・・と心が折れそうになっているかもしれません。


Aさんのブラインドスポット!見失っていた◯◯視点

ビジョン浸透に悩むAさんに私はこんな質問を伝えました。

「Aさんが幹部の立場でその言葉を聞いたら、どう感じると思いますか?」

中小企業の経営者は集中力や行動力、推進力がずば抜けている方が多い!

だから、全速力で何かに向かって進んでいる時に、どうしても自分の視点だけで考えることが多くなってしまうもの。

この時のAさんは、高い目標と現状とのギャップを早く埋めようとするあまり、幹部をはじめ、一緒に働く仲間の視点で考えることができなくなっていました。

Aさんは本来、部下を褒めて伸ばすのがうまいリーダーです。
「どう伝えたら、このメンバーに響くだろう」と日々考えていらっしゃいました。

ですが、この時ばかりは「他者視点」がブラインドスポットになっていたのです。

視点を変える問いを通して、ブラインドスポットはブラインドスポットでなくなります。

セッションでは、私が質問をし、Aさんに考えてもらうだけではありません。

エグゼクティブコーチとしての視点や、私自身が幹部や現場の社員、お客様などの視点に立った状態を想像して感じたことをお伝えすることもあります。

「私が幹部なら・・・、正直『社長また言ってんな〜』って言う感じで聞いちゃうかもしれないです」

「ビジョンはわかったけれど、それで自分は何をしたらいいんだ・・・と感じるかもしれません」

このようなフィードバックを通して、経営者は自分自身の影響力や部下の気持ちに気づくことができます。

それを「本来伝えたいメッセージ」や「与えたい影響」として社員に届くようチューニングしていけばいいのです。

Aさんの変化、そして組織に起きた変化

セッションの後、Aさんの部下との関わり方は変わりました。
ビジョンやミッションなどの大切にしている想いをメンバーに伝えるだけではなく、メンバーの反応をよく観察するようになりました。

そうすると、メンバーが社長の掲げるビジョンと現状のギャップに戸惑っているのを感じたそうです。

その気持ちに気づき、ビジョンの実現までの道を細かく、そして丁寧に描いてメンバーと対話するようになりました。

Aさんがもし、ブラインドスポットに気づかずに進んでいたら、社内の不和やメンバーの離職が起こっていたかもしれません。Aさんの思考の外側にある影響に気づいたからこそ、ポジティブな変化が起こったのです!

まとめ

経営者にとって、コーチングの真の価値は「ひとりでは考えられない領域にアクセスできる」こと。

経営者は「なんでも自分で決めてきた」からこそ、その思考や行動がパターン化されてしまう。

コーチングセッションを通して、このパターンを打破し、選択肢と可能性を大幅に広げることができるのです。

コーチングを通して

  • 異なる視点から質問することで、ブラインドスポットに気づく

  • 自分では考えつかなかった新たなアイデアや解決策を見つける

  • 選択肢と可能性が広がることでより大きな成長と成功を導く


エグゼクティブコーチ中井茉由子の想い

経営者がブラインドスポットに気づき、選択肢と可能性を広げるためのセッションを提供しています。

私自身にも、当然ブラインドスポットがあります。
だからこそ、コーチやメンターの力を借り、日々気づきを得て、より良い選択ができるようにチャレンジを続けています。

コーチという職業柄、セルフコーチングをすることもありますし、AIにコーチングをしてもらうこともある。

それでも、コーチやメンターという「他者」との関わりで「そんなこと考えたことがなかった!」「そんな風に見えるのか・・・」と驚くことがたくさんあるんです。

コーチングのプロだからこそ、それぞれの領域の専門家の力の使い所を見極めて、うまく活用させてもらっています。

本記事を読んでくださっている経営者が本当にすべきこと、みなさんにしかできないことにエネルギーを注いで欲しい。

そんなあなたのために、私はエグゼクティブコーチとして、人と組織を支える専門家として力になります!

「自分にも気づいていないブラインドスポットがあるかも・・・」そう感じる方は、LINE公式よりお問い合わせください。

いいなと思ったら応援しよう!