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間違いだらけの1on1!上司がすべきたったひとつのこと

こんにちは!エグゼクティブコーチの中井茉由子です。
「1on1」という言葉をビジネスシーンで耳にすることが多くなりました。

流行病のように広がる1on1

Google trendsで「1on1」という言葉の検索数を調べてみると、2024年4月の検索数はなんと2015年12月の10倍!
ものすごい勢いで言葉の認知が広がっていますね。

2024年4月5日付のGoogle trends検索結果

でも・・・1on1という言葉が広がるのと同時にネガティブなイメージや間違った認識も広がりつつあるように感じるのです。

✔︎ 話すテーマが明確ではなく、有意義な時間になっていない
✔︎ 話を聴く側のスキルが未熟で間が持たない
✔︎ パワーバランスがあるので、意見や懸念事項を自由に話せない
✔︎ 目の前の課題があるのに、中長期的な話やキャリアプランなどが扱われ消化不良を起こす

この中でも特に問題なのが、消化不良!

実は、1on1やコーチングの研修を受けたり、本で学んだりしたことのある真面目なリーダーほど、部下の消化不良を引き起こしてしまいがちなのです。

1on1をうまくいかせるには?

せっかく学んだことがマネジメントに活かせないなんて悲しいですよね。
でも、それを活かすのが「今じゃない」だけ!

1on1をうまくいかせたいなら、まずは徹底的に業務相談に乗ってください。

あなたが部下だった時のことを思い出してください。

忙しい上司が時間を取ってくれる・・・となったら、相談したいことや確認したいことは山ほどあったのではないでしょうか。

上司が目の前にいるのに、それに応えてもらえないとしたら・・・モヤモヤしますよね!

部下にとって最も優先度の高い業務相談に応えないことは部下をモヤモヤさせるだけではなく、信頼関係にまで大きな影響を及ぼしてしまいます。

中長期的な話やキャリアの話は、とことん業務相談に乗って信頼関係をより強固にしてからでも遅くはありません。

1on1ってなんだっけ?

本記事でも当然のように繰り返されている「1on1」という言葉ですが、実はこれって「一対一」を英語で言っているだけ。

1on1ミーティングかも知れないし、1on1業務相談かもしれない。1on1コーチングもあれば、1on1説教や1on1「俺の話を聞け」になってしまっているケースだってある!

あなたと部下の間で「1on1」の認識はズレているかもしれませんよ。

まとめ

1on1を行う上で最も大切なのは、テーマでもスキルでもありません。
部下のための時間を確保し、話すための土壌をつくるための信頼を築くこと。

そして、その先に1on1の時間の使い方を共に創っていくことだと思います。

新年度、あなたと部下との1on1がこれまで以上に良い時間になりますように!

\ 最後まで読んでいただき、ありがとうございます!/

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