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日記 元上司との飲み

前職の上司と私と私の彼氏と3人で飲みに行った。前職は営業が6〜7人で1チームになっていて、そこの部長だった人と、彼氏は先輩だった人と、新入社員の私だ。1年目の頃はこの上司に「仕事舐めんな」とか「バカなの?」とか「向いてない」とか散々言われてコテンパンにやられていたところを今の彼氏である先輩がこっそり助けてくれていた、そんな間柄だ。

私はこの元上司のことが嫌いじゃなかった。いや、むしろめっちゃ好きだった。なんでだろう、正しいことを言っているって分かってたからだろうか、後は圧倒的な数字と知識があってこの人の言ってることは間違いないと思えたからだろうか、もしくはその上司が私を散々コテンパンにしておきながら、当の私は「この人私のことめっちゃ好きなんだろうな」と思っていたので、「好きになられたら好きになっちゃう」みたいなアレなのかもしれない。
オンとオフがしっかりしている人で、飲み会は超楽しかった。令和のキッズたちは「会社の飲み会って強制ですか…」みたいなテンションらしいけど、私は1年目の時、不定期開催される部署の飲み会はとっても楽しみで「今日飲み会だから仕事がんばろ🎶」とか思ってたくらいである。

久々の再会を果たしたが、相変わらず飲み方が若い。「なるべく酔いたいからウイスキーのストレートか日本酒ね、お前らも飲めよ」と〇〇ハラに2個くらい引っかかりそうなセリフを意気揚々と吐き、会社の愚痴をこぼす。「大川ちゃん全然喋んないじゃん」とか言うけどあなたの役員への愚痴が止まらないから入る隙を無くしているだけです。まあその人の話を聞いていると、やはりこの会社は課題だらけだ、などと思う。


2軒目はカラオケに行った。1軒目は居酒屋で、2軒目にカラオケかダーツに行くのがこの人の定番だった。酔っ払ってきたのか、やたらと私と彼氏にデュエットを歌わせたがり、「お前らもっとくっつけよ!わー!」とか言って私の肩を押してくる。中学生か。というか、3人だから2:1の構図になるんだが1でそのノリやってて楽しいか?

無事カラオケも30分延長し、ベロンベロンに酔わされて解散した。
「でも俺は嬉しいよ。聞いた時、率直に嬉しかった。」
と我々カップルの事を言われて、何か良いことをしたような気分になった。土曜日の夜のことだった。

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