「コーチング脳のつくり方」を読んでみた
皆さん、「コーチング」という言葉をご存知ですか?
コーチングとは、
その人の中にある答えを導き出し、自ら考え、行動した実感から学ぶことを支援する、
相手が本来持っている力や可能性を最大限に発揮できるようサポートするためのコミュニケーション技術のことです。
このコーチングは個人に対して働きかけるのが主流となっていますが、最近では企業や会社の重役達へコーチングを導入するといった動向も見られるようです。
コーチング自体を仕事にしてる方もいれば、
会社で後輩指導や育成の観点でコーチングを取り入れているところもあるのではないでしょうか☻
私はと言うと、会社で新入生の指導及びO.J.T.のインストラクターを担当しているのですが、その時の指導方法としてコーチングの考え方を学びました。
そして副業ではコーチング×英語を掛け合わせた仕事をしています。
ですので私にとってコーチングスキルは、仕事上切っても切り離せないものになっています。
そのスキルをブラッシュアップすべくこちらの本を読みましたので、学んだことをまとめておきます☻
■コーチングの基本モデル
-問題にこちらから深入りしない
-現実的なゴールと行動を具体的に決めてもらう
-新しい行動をとれるよう勇気づける
-必要なら障害対策のプランを用意する
コーチングでは相手の相談内容を聞きすぎることはNGとされています。単なる悩み相談になってしまって、本来の目的を見失うからです(*´・д・)
またクライアントは今の現状が解決された状態を望む傾向がありますが、現状回復ではなく、その先にある理想を引き出してゴール設定をします★
ゴールを決めてから現状に目を向けると、意外と既に出来ていることもあるでしょう。想定外の課題にも気付きます。
それらを鑑みて今後の行動を決定していきます。
ゴールも行動も「具体的であること」
常に最終目的に沿っていて、より具体的に(数値化したり期限を設けたり)することが大切です。
■コーチングの在り方
-リスクをとれる場であること
クライアントにとって、何を言っても受容されると言う関係性がベストです★
失敗やリスクを恐れず自己開示してもらえるように努めましょう☻
-解決へ導くという立場
最終的な解決はクライアント自らの手で行ってもらいます。
自ら考え、行動し、その結果から学ぶことができるように、コーチは質問を投げかけて正しい方向へ導くイメージです(*`・ω・´)
「確認の質問6種類」
具体化「〜ていうのはどういうこと?例えば?」
網羅「他には?全部言えた?」
目的「どうして?何のため?」
反芻「言ってみてどう?」
抽象化「つまり?まとめると?」
肯定化「〜の代わりに何?〜でなく何?」
「〜したくない」→したいことは何か
「〜しないと決めた」→代わりに何をするのか
という方向へ導きます★
この質問の6種類、私が頼りにしている友人や先輩が会話の中でよく使っているなと感じました。
彼らは私の相談に対してこのような質問を用いて深堀りをし、私自身も気付いていない心理や気持ちを引き出してくれ、解決策を一緒に考えてくれるのです。
まさにコーチングスキル!
こちらは子供の教育にも使えそうですね?!
ここからは、この本の筆者が体験したエピソードに基づいた実際のコーチング内容の紹介です★
①心のブレーキとの関わり方
前社にて、上司と馬が合わず再就職したものの、以前のトラウマから再就職先でも上司と良好な関係が築けないという相談。
→クライアントに自分役と上司役をお互いの立場に立って演じさせた
今ここに上司がいるとしたら、自分は何を伝えるか?実際に言葉にして演じてみる
その後に上司の立場になって、自分が発した言葉に対して何と言うか?演じる
→上司の立場になった時の言葉から、自分には思い込みがあったことに気付く
思い込み=トラウマを解き、失敗から学び、自分を閉じ込めていた思い込みの箱から解放してあげる
②長期計画がたてられない経営者
計画をたてようとしている時の気持ちを聞き出す
→気持ちに対する原因を深掘りする
→家族の問題が懸念事項にあることが判明
まずは家族との話し合い、家庭の方向性を明確にすることが最優先
③シルク・ド・ソレイユに参加したいパフォーマー達
何故シルク・ド・ソレイユに参加したいのか目的を深掘り、どういう状態が彼らにとって理想なのか考えてもらう
→世界のパフォーマーに影響を与えたいという願望を見出す
→現実、今シルク・ド・ソレイユに参加することは難しい
→世界のパフォーマーに影響を与えるためには?他にできることを考える
被災地や地域のボランティアとしてパフォーマンスをする、YouTubeで動画や活動を発信
結果、シルク・ド・ソレイユから声がかかった!
この本の筆者さん、凄いですね。
コーチングしてきたジャンルが多岐にわたる(笑)
相談内容に関しての知識がないと、ちゃんとコーチングで導いていけるのか不安になりませんか?
実際私のコーチング×英語は少なからずティーチングの内容も含まれますので、英語のスキルは必須になります。
追求していくと奥が深いコーチング。
ただただ質問を繰り返していけば良い、ということではなさそうですね!
コーチングなんて詐欺だ!と言われないために(笑)
コーチングを仕事にしようと考えている方はジャンルや得意分野を絞って、より専門性を高めるのも一つの手かもしれませんね٩( 'ω' )و
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