日々の 黒姫山表登山口 ・ 町民の森
毎日カメラを肩に下げ近所の黒姫山表登山口にある「町民の森」へと歩く。そこでいくつかの被写体を同じ角度から撮影している。
昨年の4月にシドニーから黒姫山の麓に引っ越して以来、出張や旅行、病気で熱を出した時以外は雨の日も雪の日も毎日撮影を繰り返している。仕事やなにやらで各地に出回ることが多く、不在日が多いため、その分写真の数は少ないけど、それでももうそれぞれの写真の中から良いものが360枚ぐらいづつ集まった。
同じ時間に三脚を立て、同じカメラ設定でなどと、面倒なことはしていない。いつもの場所へ立ち、いつもの角度にカメラを向け、その瞬間に美しいと感じた気持ちを頼りに、シャッターを押す。だから、定点観測撮影とまでいうような大袈裟なものではない。
毎日定点観測撮影をし、SNSにアップすることが日々の習慣になっている人も多いと思う。自分も毎日俳句を一句noteに投句することが日々の習慣になっているけれど、「町民の森」の写真を紹介するのは今回が初めて。
運動のため、瞑想のため、近所の人や生き物たちとの会話のため、季節を感じるため。
ただただ、そのプロセスのため。
そして、写真を撮り続けるため。
もっと若いころ、重いカメラ機材を平気で担げたころは、生活のために写真を撮っていたこともある。そのころの仕事は報道写真だったけど、それはそれで楽しかった時期もあった。
去年「町民の森」の写真を撮り始めたころは何日も撮り溜めして、カメラからのダウンロードや、良いものを選ぶ編集作業は定期的に時間がある時にやっていたけど、溜めすぎるとけっこう作業がしんどい。
ここ一週間ほど、毎日のようにカメラからダウンロードをし、編集作業もその日のうちに行うようになった。
展示に向けて、あとは毎日それをコラージュしていきたいと思う。まずは黒姫山の山頂への道から初めてみた。
これは本日の雨の中の写真。
他の作品もいずれご紹介しますね。