「何故アートは世の中に必要だと思いますか?」という問いを投げる意味とは?
「アートは世の中に何故必要か?」
私はこれは、正解がない問いだと思っている。
どのような側面でアートが必要なのか、場合に応じて考える事で、
「アートは世の中に何故必要か?」
に対する正解のような答えは出るかもしれない。
だが、正解のような答えは出ても、
本当の意味では、答えなんてないと思う。
では、何故正解のない問いをわざわざするのか。
そして、アートが何故必要か、
様々な意見を記事にして掲載するのか。
それは、「アートが必要なのか」という問いに対して、
「一般解」と「個々の解」があることを世の中に広める事で、アートに対して人々の意識の違いがあると示す事が大切だと思うからだ。
今は、世の中が「アートは(なんとなく)大切だ」と言っている。
それでみんな、「ああ、アートってなんとなく必要なんだな。」と思っている。
でも、その先に繋がっていない。アクションがない。
「アートは大切だと思う。だけど、私の業界には関係ないよね。」とアクションに繋がらずに終わっている。アート業界だけが頑張っても、ムーブメントは起きない。
だから、
「アートってそもそもなんで必要なんだっけ?」という事を業界を超えて考える事が必要だと私は思っている。
アート程世の中になんとなく必要だと言われているものはないだろう。
必要だと認識されているのに、アクションに繋がらないのはもったいない。
人は自身が心底納得しなければ、いくら世の中に必要だと認識していても、動く事はない。
様々な答えがあっていい。自分なりの答えに納得していれば、
自分の意思でアクションに移るか、移らないか選択をするようになると思っている。
「世の中になぜアートは必要なのか?」という問いに対して、模範解答ではなく、
本音の意見を集め、それを記事にする。
その記事を読んだ人が独自の意見を考えるきっかけになれば、少しずつアートに対する世の中の考え方が変わってくるのではないかと思っている。
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