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息子が自閉症と診断されるまで②

こんばんは。今日も生きててえらい!Mayoiです。
前回の続きです。チラッとのぞいてみてください。

前回の記事はコチラ
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https://note.com/mayoit/n/n55f4b4778538

療育に繋がるまで

フォロー教室

1歳半健診で様子見、と言われてから4ヶ月。
もうすぐ2歳になろうかというのに
息子はまだひとつも単語が出ませんでした。
いえ、厳密には数回程「ねんね」「まんま」と言ったような気がします。
身内は良いようにとりますから、喃語がたまたまそう聞こえただけかもしれません。
そこからは、今日に至るまで1度も意味のある言葉を発していません。
私は待っていられず、こちらから保健センターへ電話をかけました。
相変わらずまだ一言も喋らないこと、名前を呼んでも反応しないこと、指さしもしないことなどを相談しました。
するとフォロー教室に通ってみてはどうかと提案されました。
フォロー教室とは、集団遊びや親子遊びを通して子どもの発育発達を確認したり、個別の相談に応じる教室です。
私の住んでいる地域では、療育を受ける前にまずフォロー教室に通うのだそうです。フォロー教室に通いながら療育の空きを待っている親子もいるとのことでした。

初めてのフォロー教室の日。
教室には言語聴覚士、心理士、保育士といった方々がいらっしゃいました。
息子は初めての場所を嫌がります。1回目はなかなか教室内に入れず、入ったものの出入口から動かない。
おもちゃで釣ろうにも、おもちゃに興味を示してくれないのでひたすら抱っこをしていました。
2回目も同様。
ダンボールに入って先生に押してもらう、という遊びも、息子は訳がわかっていません。ダンボール内で立ってみたり。座って、という言葉がわからないので抱っこして座らせようとすると脱走。
サーキットも滑り台ももちろん順番待ちなどできず。
周りの親子に謝り倒しながら息子を追いかけました。
リズム遊びもダンスも興味なし。ウロウロ。
周りの子が楽しそうに踊っているのを見て、ひたすらびっくりしていました。
え、踊れるの!?リズムにのれるの!?


国立大学教育学部の教授との発達発育相談

フォロー教室に通うのと同時進行で、大学の先生との個別相談会というのに申し込みました。
月に1度、大学から先生が相談会のためにいらっしゃるそうです。
もちろん無料です。これも保健師さんからの提案でした。
コロナ禍でなかなか予定が組めず、相談に行けたときには息子は2歳4ヶ月になっていました。

この時の議事録をざっとまとめました。

● 耳をふさいでいるときは、本人の気持ちが不安になっているサインとして解釈して良いだろう。不安なときに、母親を求めることができている。母親を母親として認識し、母の存在が安心安全の場所になっている。

● 2歳4ヶ月という年齢を考えると言葉の増えとしては遅めである。2語文、3語文が理解できるようになった頃に1語文が出ると言われている。言葉以外で良いのでやりとりや要求に反応し、自分の好きなことを人に伝えることが大事で、そのようなコミュニケーションにならないと言葉に繋がりにくい。

●揺れや回転などの強い刺激が好きなようだが、そのような動きは頭が冴えて集中力が増す。

● イヤイヤ期に、食事の好き嫌いがないということは、かえって味覚の鈍さに繋がる。

● フォークやスプーンを使うなど、細かい動きができないのは体が上手に使えていないのかもしれない。力が緩いというか、全体的に感覚に鈍い。

● わかる言葉をどう増やすか。

  1. 赤ちゃんの動きをまねてみる(ミラリング)

  2. 声や音をまねてみる(モニタリング)

  3. 気持ちを言葉で言ってあげる(パラレルトーク)

おすすめは、ハイタッチと乾杯。動きと言葉が同時に出る。動きだけでもできる。声を出すのは楽しいということが習慣になるように。

●痛みに鈍いと感じられたので、ぶつけてしまったときなどは、「痛かったねー!」と大袈裟に言ってあげてほしい。

● 体の発達を促し、言葉の理解を増やす。人と関わりたい、自分もやりたいという気持ちを育てる。

● 息子の行動は、いろいろな人に対しての無関心が出てもおかしくないが、お母さんが大好きなのがわかる。そこは今までの育て方、関わり方に自信を持って欲しい。2歳4ヶ月になるので、これからは家族だけでなく専門機関を利用していくことを勧めたい。

● 目が合うので自閉症ではないと思う。


発達発育相談をして、今だから言えることは
しなくても良かったかも……?です。
育て方、関わり方に自信を持ってと言われたことはすごく救われましたし、なるほどそうだったのねということもたくさんありました。
しかし、このような事は発達専門クリニックで、お医者さんがもっと詳しく教えてくれます。
そしてなにより、目が合っても自閉症スペクトラムでした。笑。
この相談会のために数ヶ月待ったのは、時間のロスだったかなぁと思いました。発達専門クリニックに行くのが1番の近道です。
しかしこの頃の私は、やはりどこかでそうじゃないことを祈っていた、望んでいたんだと思います。
病気でもないのに病院に行くなんて!

発達支援センターへの相談

発達発育相談のあと、市の発達支援センターへ相談に行きました。
なんか…こうやって書いてて気付きました。
どんだけ相談してんの笑
さっさと療育に繋げてほしいのに、なかなかです。

発達支援センターでは、事業所の一覧を見せられ
「どこの事業所にしますか?」

どこの事業所にしますかって聞かれても…
そもそも事業所が何なのか、事業所によってどう違うのか全くわかっていないのです。
本来なら気になる事業所に問い合わせをするなり、見学に行くなりするのでしょうか…

 訳がわからないまま家から1番近い事業所を第1希望にしました。
結果的に、選んだ事業所で大正解だったのですが、
もうちょっと選ばせ方を考えてくれよと思いました。

しばらくして、事業所の方との面談がありました。
息子の様子を見ながら、何個かの質問に答えました。
面談していただいた先生が、このまま療育へ見学に行きますか?と言ってくださり
幸運にもすぐに見学することができ、ここに通いたいですと最短ルートで伝えることができました。

療育に通いたいと言ったとき、担当の保健師さんに
「療育に通うからといって、必ずしも障害があるということではないですからね!お母さん!」
と、言われました。

はぁ…。それはフォローしようとしてくれてるのか、慰めか?
なんとも言えない感情が押し寄せてきました。

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