今年の抱負〜長々と、いくもの脱線を添えて〜
「2020年は、既に己の持っているものの大切さを再確認した年。持っているもの全てが、欲しかったもの全てであると気付かされた年。」と何処かで読んだ。その通りだった。
私は、主にパートナー家族に感謝する一年だった。パンデミック宣言以前は週末にお邪魔する程度だったが、それを機に「ここに住んだらいいよ」と言って貰えて、これまで住んでいたアパートを引き払い引っ越して来た。この不安な一年を彼らと一緒に乗り越える事が出来て本当に良かった。
一月は私の誕生月という事もあり、いつもこの時期に、これからの一年にやりたい事、今、考えていること、どんな自分になりたいか、などを記しておくようにしている。
思い浮かんだいくつかと、いつもの話飛び飛びの余談を加えてここに書いておく。時々、このページを見に来て、忘れないように頭と心に刻んでいきたい。
「本を読む」
なんか頭の悪そうな目標である。でも、去年、本を本当に読まなかった。2週間に一度、みんなで図書館に行くのが習慣な家族のもとに育ったのに、本から遠い一年を送った。
トロントの市立図書館はLibbyというアプリと提携されていて、オーディオブックとデジタルブックが借り放題。それなのに、である。パンデミック宣言後、図書館に駆け込み、本を二冊借りたが、その2冊すら読まずに返すという怪奇現象も起きた。パートナー家族と暮らし始め、ボードゲームなど一緒に遊んだり一人の時間があまり無かった、という事も言えるかもしれない。
先週から、The Breadwinner by Deborah Ellis という本を友人から勧められ読み始めた。アフガニスタンの少女の話で、カナダのオンタリオ州の作家の作品である。日本語だと「生きのびるために」という題名のよう。児童図書で、すらすら読みやすく内容もとても興味深い。
映画も作られているようなので読み終わったら観たいと、思っている。
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小学生と暮らしていると、彼が学校でカナダの歴史として習った、または題材として用いられた図書を勧めてくれることもある。去年は「Terry Foxの本読みたい?」と著者が朗読する、こちらの動画を教えてくれた。
他には、レジデンシャルスクールの事など。私の通う学校も、政府が運営する公立の職業訓練校的なもので、移民や難民、またはカナダで生まれ育ったが高等教育の機会が無かった方が通っている事から、学校の授業の一環でこれらについてプレゼンテーションを受ける事も多い。とても興味深く、また同時にそうした機会に感謝している。
大人になってからやって来ると、のほほんと生きていってしまうけれど、こうしたカナダの社会問題等については、引き続き敏感でいたい、と思っている。
ちなみに、市民権のためのテストではカナダの地理などが出題される。
他に読みたいな、とチェックしている本は「82年生まれ、キム・ジヨン」「パチンコ」「Becoming」あと、カズオイシグロさんの本。
「映画を観る」
もう一年弱おうち生活をしているので、山ほど映画を観たけど、果たして自分が本当に観たいものを観たのか?っていうと、そうでもない。小学生とリビングで一緒に観るのは、ファミリーフレンドリー。パートナーはジョーカーとか、ドンガラガッチャーン!みたいなの&サスペンス&謎解き系が好きで、私はあまり興味がないカテゴリー。私は静かで暗い人生の話が好きなので、二人で観る時はお互いなんとなく妥協して真ん中辺を選ぶのだ。今年はリストに置きっぱなしになった、私好み過ぎて誰も付いて来れない子たちを救ってあげたい。
思えば、昔は映画館のハシゴとか、ツタヤで借りて一日3作とか観たりもしてたな。どんだけ~ふふふ。
「英語頑張る」
実は、昨日1月13日にフードハンドラーという資格を取った。オンラインで取れる、一カ月の勉強+テスト付きのコースを去年購入した。この資格は、保育園で働いているとプラスαで役にたつ。直接的に保育の+になる訳ではないのだが、採用の際やキッチン業務のヘルプに役立つもの。
そんな中、気付いた事がある。これまで2回「救急救命法」(カナダ保育業界では必須)講座に参加した時も思ったのだが、今回も改めて「英語で何かを学ぶって楽しい」と思わされた。
英語の文法とかライティングとか「英語」の勉強って、私の人生に必要なんですけれど、やっぱりどこかつまんない感があったりするんですよね。でもそれが、救急救命や食べ物扱う人講座の勉強中には感じない。単純に「興味のある新しい事」を学ぶ事って楽しいということ。
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救命救急講座は、本当におススメで、日本の保育・教育業界でも必須になったらいいな、と思っている。子どもを守ることが出来るし、また同僚や自分の身を護ることも出来る。なんというか…国民全員知っていたらいいのにな、とすら思う。
実際に人形を用いて呼吸法等を学ぶだけでなく、「こんな状況に遭遇しました」というシチュエーションを与えられてグループで話合って、解決への道筋を示したり、
救急車を呼ばなくてはならない状況なのに、通報が遅れる要因が沢山ある、などといった心理的、行動学的な事柄も学んだりする。その中で取り上げられていた中で、トロントだなぁ、と思ったのは「言葉が通じなかったらどうしよう」という不安から来る躊躇。
トロントで救急車を呼ぶと、救急隊員が「英語を喋れますか?」と聞いてくれたり、ディスパッチャーが第一言語を尋ねてくれたりもするという。私も実際に、学友が聞かれていたのを見たし、交通事故にあった他の知人も実際に聞かれたという。すごい。
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それからジャンルとしてとても気になる学問がある。発達心理学。短大の時に少し学んで、教授がとても面白かったこともあり、今でも学んだことを沢山覚えている。実は、その時の教授が使っていた教科書の著者の授業を兄が受けていたと知って大変驚いた。世間は狭い。
私は、昔から「いい先生」に恵まれている。これまで日本でお世話になったのはみんないい先生だったし、大人になってからカナダに来て、初めに通った語学学校では年齢が近いこともあって先生たちと飲みに行ったり、なんというか学校では教えてくれない、生きる知恵を学ばせて頂いた気がする。今の先生も、実にメンターのような存在である。
私がカナダに住みたいな、と思うようになったのは、そうした人々に恵まれたから、といっても過言ではない。
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英語の話に戻ろう。本を読む、という目標も、少し英語の勉強と繋がっていて、私はいまだにaとtheを抜け落として文章を書いたり、喋ったりしてしまう癖がある。これはパートナーにも唯一、口うるさく言われる点であるのだけれど、それを私の先生は「読書不足」だと指摘する。読書をする上で、自然とそれらが当たり前に頭の中に入ってくるものだ、という考察である。
それからJuneさんに教えて頂いて始めた、こちらの発音アプリも続けていきたい。大好きなicarinさんもやっているそう。
実は、最近サボりがち。私の難点はpageなどのj。なんか全然イイネ!にならなくて「壊れてんじゃないかな…」みたいに思って(おい)お家の人に言ってもらうと一発オーケー出来て「壊れて無かった」と思うこともある。
また、このアプリを使っていて私の中で80%(緑色)以上になったら次の質問に移動するようにしているんだけど、パートナー曰く「練習で100%出さないでどうすんの」と。え、めっちゃスパルタ!パーフェクシュニスト!でも考えると確かにそうかも…ね…引き続き80が私の中の合格点ですけど…ね…
「Emotional Health」
エモーショナルヘルスって、こないだコロナの文を読んでいたら出て来た。「mentally, emotionally well」って書いてあって、え?メンタルとエモーショナルって違うの???と思った。よく考えると全く違うんだな。
調べてみたら日本語だと「感情の健康」と書いてあった。ちょっと古いけどこちらのページ。気になったのが、記事内にある
日本の特徴なのかもしれませんが、「こんなことをやりました!」と、ソーシャルメディアなどに投稿すると「大したことない」と批判されることがあります。ちゃんと自分を祝ってあげるためには、どうすれば良いですか?
え、こわ…「大した事ない」って言われるの?怖すぎる…そんな…大したことないことばかり話してる自分…もおりますがね…すごい、他人の事なんて他人から見たら基本、大したことないですよね?ワオ…
「大らか」「ケセラセラ」「誉める」
私は「大らか」をテーマに今年、やっていきたい。実は、先日noteのリレー企画に参加させて頂き、PATAさんから「大らかな価値観を持つ人」だとお褒め頂いた。大らかって、実は私の中では私とは遠~い所にあると思っていたので驚いた。
更に、Fumiさんからも、ちょっとここで自分でタイプするのが畏れ多いような素晴らしい言葉を掛けて頂いた。
皆様が私に感じてくださる素敵な幻想を、少しでも現実に近づけられるよう、切磋琢磨していきたいもの。
「大らか」は年末に知ったケセラセラにもちょっと通じる所があると思う。
「誉める」は、もう単純に褒められて嬉しかったから。こうしたnoteのリレー企画って、これまで誘われたこともなく、「いいの、私、一匹オオカミ…一人でイキテイク」みたいな感じで指を咥えて見ていたんですが、実際、参加させて頂いて、他の方に「褒めて頂く」という経験を経て、もう人間、褒められて伸びない人はいないですよね!
褒めてなんぼ!これからもっと色んな人を、事柄を褒めていこうと思います。ちなみに母の口癖は「リップサービスはタダ」…そう、私は天性の褒め上手に育てられたのです。
「食に力を入れる」
いつも読んでくださる方はご存じかと思いますが、サブウェイサンドイッチがヘルシー料理、ピザは相棒なカナダ。
そして、ここ一年のステイホーム。見事に体形の変化がありましてね…もちろん、適度な運動も大切なんですが、なんか近頃「食べることが唯一の楽しみ」みたいな生活。菜食が中心のグルメな生活とかだったらいいんですけど、とりあえず「肉!」みたいな食生活だったので、和食の文化をこちらのお宅に取り入れさせて頂きたいと思っております。
実は、味噌とかもあるんです。「味噌汁作りたいだろう?」とかお気遣いを頂いて新しいお味噌を買ってくれたりしたんですけど、味噌汁があんまり好きじゃなくて…あと、これはちょっと前も話したかもしれないんですけど、ミニマリストのお家なんで、限られたお皿しかないんですよね…基本ボウルとプレート。小皿とかがない。ま、そんな品数作らないんですけど…あ、いけない…愚痴になっちゃった…うそピョン。
とにかく、ヘルシーな食生活を心がけたい、と思っています。日頃、noteおうちシェフの方々の投稿を見て、なんか絶妙に出来る気がしてるし!(夢)
noteでやりたいこと
褒められて嬉しかったので、私が好きなアカウントや記事を紹介するのをいつかやりたいな、と思っています。素敵な考えや思い出、人間性をお持ちの方がこの世界には溢れているから。
大したことではないのだけれど、私は、自分の中でフォローする数を大体50人程度と決めている。これはTwitterも同じで、多すぎると追えなくなるから。そして、あまり自分の生活を脅かされたくないから。なんて言うと、おぞましいけれど、こう、自分の中でマネージメント出来るのが50人くらいだと感じている。
SNSには、フォローするとフォロー返し、というマナーがあるというが、申し訳ないが私は50人を守っていきたいと思っている。
そんな中、いつも読んでくださる方、やり取りをしてくださる方、ありがとうございます。私のnoteを通じて、素敵な出会いがあるといいなぁ、と思っています。