だからスキを手渡したいんだ week6
こんにちは、だいすーけです。
直近1週間に読んだnoteのなかからスキnoteをピックアップしてご紹介するという取り組みをしています。今回はその6回目。自分のスキをしっかり表明することを今年の目標のひとつとして掲げているので、この取り組みをはじめるに至りました。
これはあくまでも主観に基づいた取り組みです。ぼくの言葉でご紹介したいと思ったものを、無理のない範囲でご紹介していきますので、お付き合い頂けたらうれしく思います。
それではさっそくまいります!
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バーやカクテルに興味はあるけど、知識ゼロの人のために / 合楽 仁美/ライター さん
先日、バーの愉しみ方についてnoteを書きました。関連したものがあるかなぁと探していたところ、こちらを発見。バーで飲むカクテルについて、わかりやすく解説してくださっています。
カクテルは「かわいい」のに、実は強いお酒
たしかに。知らずにオーダーして持て余してしまった経験がある方もすくなくないのではと思います。状況によってはぼくも敢えてメニューを出さずにご希望を会話で引き出すことを選択します。
お酒が弱いのにわざわざバーに行く理由は、「バーの雰囲気を満喫したいから」に他ならない。
この気持ち、裏切ることはできませんからね。
バーに興味のある方はぜひ、こちらをご覧ください。あなたのバーライフを充実させてくれるヒントが、ここにもあると思います。
季節のめぐり / 折星 かおり さん
こちらはみえるさんが先日開催された個人企画「アナグラム歌会」の【みえる式部 部門】で賞に輝いた作品です。
「アナグラム」は、単語や言葉の文字を並べ替えることによって別の意味を生む言葉遊びのようなもの。この企画では、各人が設定したフリーワードをくり返して使用する(回数は自由)のがルール(本作では「はるなつあきふゆきせつのめぐり」の15文字を12回=180文字)。
「季節のめぐり」というタイトルのとおり、情景とともにめぐるそれぞれの季節の描写。そして、四季がお互いを「つなぐ」。美しい表現だと思いました。
こちらの企画はぼくも参加させて頂きました。決められた文字をつかい切るのがルールなので、どうしても余る文字が出てきたり、できたと思ったら規定回数以上つかっている文字を発見したり、なかなか悩ましい作業でした。厳しいハードルを超えて頂点に輝いた作品、ぜひご覧ください。そして、興味が湧いたらぜひとも挑戦してみてくださいね。
今宵も二人、鍋祭り / 小野 ぽのこ さん
2020年の1年間で私たち夫婦は69回も鍋をしたらしい。
驚愕の数字とともにはじまる、ぽのこさんのお鍋愛溢れるご夫婦のお話。
ふんふん、と画面をスクロールしつづけ、かなり読んだかな、と思ったところでこのひと言。
さて、いよいよ鍋本番。
長い、と言っているわけではないんです、ごめんなさい。仕込みから調理のコツ、お鍋をはさんで向かい合うおふたりの様子がほんとうに微笑ましくて、お鍋の温かさと相まって読んでいるこちらも満たされるような気持ちになります。
5年後、10年後に振り返ったら尊く思うであろう時間を、二人で一緒に作り上げている感じがする。
ラスト、素敵なふたり時間のお話として締めくくりかな、と思ったところ。積み重なっていくお鍋の時間、その理由が書かれていました。いろんなことを乗り越えて出会えた、お互いを満たし合える習慣。いつまでも大切にしたいですね。
すっぱいブドウに頼らずに / クニミユキ さん
「言葉の持つ力」を知っている人でも、そのつかい方を間違えることがある。ミユキさん、娘さんとの会話のなかで得た教訓を、ご自身のお仕事のエピソードに絡めて教えてくださいました。
「自分のまわりを下げることで、自分を際立たせようとする発言」
これ、ありがちかなぁと思います。悪意があるというよりむしろ、自分や属する組織の努力や実力を何としても認めてほしい、その必死さゆえにとってしまう手段として。
このような場合にどう切り抜けるのか、うまく収めるのか。インタビューした内容を文章に起こす作業というのは、このような編集の能力が大きくモノを言うのだと思います。インタビューの技術ももちろんですが、とても難しそう。
ミユキさんが「悶絶し」つつ「猛省」することになったエピソードは、本文でぜひ。娘さんのひと言に、皆さんもきっと感心されると思いますよ。
匿名アカウントは悪なのか? / 少年B さん
twitter(SNS全般にも言える)における匿名アカウントの是非について、Bさんがまとめてくださいました。定期的に各所で論争になると、twitter歴のそう長くないぼくでも感じるくらいのテーマ。
序文を読んで、勢いこんだ問題提起かなと思ったのですが、さいごの段で(これは完全にぼくの印象からですが)Bさんらしい気遣いで包んでくれた文章だと思いました(最初に引用されているどなたかのツイートについてはここでは言及しません。)。
ときに見かける炎上(と、いわゆる「バズ」の場合も?)では、たしかに匿名アカウントの心ないリプライが目立つ場合があります。無責任極まりないユーザーが一定数いるのも事実だと思います。だからと言って、匿名のアカウントのユーザーすべてがモラルに欠けるのか。実名アカウントのユーザーのモラルが優れているのか。だれにでもわかると思います。これはそこでジャッジできる話ではありません。
本文では、具体例を交えてもっと幅の広いお話をわかりやすく展開してくださっています。
多様性を許容してくれ
このひと言に尽きる。
多くの人に読んで頂きたいnoteです。
Twitterの謎。引用派とリプライ派はなぜこんなに噛み合わないのか【エッセイ】 / 仲 高宏 さん
個人的な話ですが、twitterをつづける上で、今年にはいってはじめた心掛けがあります。それは今まで何気なくリプライをしていた部分を「引用ツイート」にすること。「自分の発信は自分のフィールドで行ってしかるべき」なのではないかと思ったんですよね。たとえ話の発端が他者のツイートだったとしても(もちろんリプライをすることもありますが)。
そんなことがあるから興味深く仲さんのnoteを拝読したのですが、分析する視点の高さに姿勢を正しました。
タイトルにあるとおり、このnoteはtwitter内に存在するふたつの考え方の対立構造を前提に話が進んでいきます。どちらに共感するしない、ということは一旦置いて、「どうしてそう思うのか」が力づよく書かれていて読みごたえがありました。
最終的には必ず自身の責任で言葉を発すること。
当然のこと、とひと言で片づけるのは簡単です。しかしながらその過程を十二分に検討し経験し体現し、その上で楽しもうとする姿勢はだれもがもてるものではないと思うのです。自分の言葉への責任、twitter上に限らずですが、いつも意識していたいことですよね。
今回の人生ではもうあきらめた事。 / 斉藤ナミ さん
多くの人にとって、人生は理想を追求することと同義な部分があると思います。ただ、それを追いかけつづけることそれ自体がストレスの温床となり、自己肯定感を下げ、まさにヘッダー画像のような脱力感に苛まれてしまうとしたらどうでしょうか。
そもそも人生の過ごし方に正解も不正解もありません。究極的には自分が納得していればいいはず。自分を言いくるめるようなつかい方をしなければ、「いい意味で諦める」というのは大事なことだと個人的には思います。
でも、今回の人生ではもう理想の姿に100%なることは諦めてもいいんじゃない?
そうでない自分を戒め、罵って、どんどん暗くなるのはもうやめたい。
開き直るのではなくて、もろもろ認めてあげる。怠けるわけではなくて、その上で怠らない努力もちゃんとある。
自分自身で立つ。もちろんそうありたいとは思ってます。それは大前提。
明るく書かれているけれど、悩んだ時間の集積を感じました。完璧主義の自分を見直したい、自分を認めてあげたい。そんなふうに思い悩んでいる人に読んでほしいnoteです。
「薫」という名前で生きてきて思うこと / kaoru さん
kaoruさんが、ご自身のお名前についていくつかのエピソードとともに綴ってくださいました。
ぼくも「だいすけべ」というあだ名とともに生きてきたので、名前に関するお話というのはどうしても読みたくなります。
kaoruさんのお名前、いい響だし、素敵な字を書きますよね。「薫」。大人ならきっと、上品で洗練された前向きな意味の漢字、言葉だと思うだろうし、知っていると思います。
ただ、子ども時代の苦労はやっぱり大きかったようですね。からかわれるとか女の子に間違われるとか、画数が多いとか(←子どもにはこれ切実)。今ふり返ったご自身の立場で明るく書かれていますが、当時はご自身のお名前を疎ましく感じたこともあったのではないかと推察します。
さいごのオチ、思わず笑ってしまいました。女性に間違われやすい「薫」という漢字の、まるで起死回生の必殺技のよう。
当面のライバルは井上馨ですね。画数では「馨」に軍配が上がりましたが、エレガントさでは「薫」の字もまったく引けをとらないと思います!...というのは冗談ですが、いずれにせよ、
名付けてくれた親にも感謝しなければと改めて思います。
と思えること、ぼくも今ではそう思えますが、とてもうれしいことですよね。
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「だからスキを手渡したいんだ week6」、いかがだったでしょうか。
「ご紹介するのはその週にスキをしたnote」というルールを個人的に設定していて、これまでだいたい5作品だったのですが、今回は8作品。絞れませんでした。読んでほしい考察や考え方、教訓があり、また、こころ温まるエピソードにも出会いました。繊細な問題にも触れました。すでに反響の大きいものもあり、どれも多くの人の目に触れてほしいnoteでした。
未読のもの、興味の湧くもの、ぜひ訪れてみてくださいね。
ぼくのスキを表明することが、だれかのスキにつながるかもしれない。だれかとだれかの、これからをつなぐことができるかもしれない。
そう思う気持ちを大切に、来週以降もたくさん読んでいきたいと思います。お付き合いありがとうございました。
フォローさせていただいている方の作品をご紹介することが必然的に多くなると思いますが、はじめましての方の作品も区別なくご紹介したいと思っています。みなさんのシェアやスキ、参考にさせていただいていますので、これからもどんどん表明してくださいね。
いただいたサポートは、ほかの方へのサポートやここで表現できることのためにつかわせていただきます。感謝と敬意の善き循環が、ぼくの目標です。