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ピコピコサウンドを求めて音楽を開拓していった話

ゲームで流れるようなピコピコした音。僕はそんなピコピコサウンドに魅了された一人だ。

ピコピコサウンドは音楽で言うとテクノポップやボカロ、あるいはそのままゲームミュージックなどで摂取することができる。もぐもぐ……。

歌手で言うとPerfumeがわかりやすい。最近はピコピコというよりダンスミュージック寄りになったけど、初期の曲は紛れもないピコピコソングだ。

ピコピコした音はかわいい。「音がかわいいってなんだ??」って思うかもしれないけど、ピコピコサウンドが具現化したらきっと見た目もかわいい。

しかも聴くだけで癒される。音域的にも耳に優しいし、弾むように鳴って鼓膜を心地よく刺激してくれる。

ゲームで流れる音ってイメージが強いから、夢中になってゲームボーイアドバンスやニンテンドーDSで遊んでた思い出がよみがえる。

すると、ピコピコサウンドは一気になつかしさ切なさを帯びる。夏になると久石譲が聴きたくなる「あれ」に近い。ピコピコサウンドは懐古発動サウンドなのだ。

僕はいかにピコピコをたくさん摂取できるか考えた。とにかくテクノポップの歌手を掘ってみたけど、他ジャンルに比べると圧倒的に数が少ないのは弱点だと思った。

そこでまずたどり着いたのがボカロだ。機械の声とピコピコサウンドはやっぱり相性がいい。溶け合う無機質さが気持ちよかった。

sasakure.UKというボカロPにハマった。ささくれさんと呼ばれている彼は、曲の中でピコピコを思う存分いかしつつ変拍子の要素を取り入れてる。だから曲調も変化があって面白い。

お恥ずかしいことに、という感じなんだけど、ゲームミュージックっていうジャンルを聴けばいいってことには最近気づいた。

ゲームで流れる曲がCDになってるのを知ったときは感動した。ゲームしなくても聴けるじゃん!!僕はわざわざBGMを聴くためだけにゲームを起動させたりしてた。

サントラを漁りまくる時期がおとずれる。おもにポケモンのサントラを聴いてたけど、王道といえばドラクエやFFらしい。でも、昔やりこんでたポケモンの音楽が耳にひと際なじんだ。

ゲームミュージックのサントラはサブスクでの配信が比較的少ない。もし聴くとしたらCDかYouTubeが主な手段だと思うから気をつけてほしい。

こうして僕は、3つのジャンルにわたってピコピコサウンドを摂取するようになって現在に至る。

ピコピコサウンドがゲームを開かずとも聴けることに感謝しつつ、耳福のピコピコを楽しむ毎日だ。

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