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稼ぎ方 2.0

アカデミア同志の村上臣さんの新作が出たので、気になって読んでみました!パラレルキャリアのヒントになる書籍です

日本企業部長クラスの年収は、タイよりも低い。日本の部長職の平均年収は約1714万円アメリカ約3399万円シンガポール約3136万円タイ約2053万円と比べると、かなり低い水準

Midjourney は、 AIが説明文やキーワードとインターネット上にある絵を結びつけ、画像を生成してくれる

日本では個で稼ぐことが難しい 2つのワケ
1.そもそも稼げるコンテンツなんて作れない
2.コンテンツがあっても個で売れない
個でも稼げる「クリエイターエコノミー」の時代がやってくる

2021年5月時点でのクリエイターエコノミー総市場規模約1042億ドルと推定されている。クリエイターとして活動している人が世界約5000万人存在し、200万人が生計を立てていると見られている

GTP-3で文章を作成する場合、ユーザーは「書かせたい文章のテーマ」「書かせたい記事に含ませたいキーワード(タグ)」「書かせたい内容の説明(サマリー)」を入力し、ボタンを押せば、人間の書いたような記事が生成される。数行のタグやサマリーを入力しただけで、500〜1000字程度の文章が生成されるので、それを微調整すれば、SNSなどで堂々と発信できる

日本では「趣味はお金を消費して楽しむもの」「趣味がお金になるはずがない」という根強い思い込みがある。そのせいで、趣味を極めているにもかかわらず、それを副業にするという発想に思い至らず、最初からあきらめている人もいる

重要なのは、時間をたくさん注ぐこと(頻度)よりも、定期的にアウトプットし続けること(継続)、週一でも構わないので、定期的に発信して成果を発表する

クリエイターエコノミーは個人の表現をお金に換える手段。収益化のパターンは大きく2つ。1つは、個人の表現に対してスポンサーがつくことで間接的に収入を得るパターン。もう1つはファンからお金をもらう直接課金のパターン

若い人ほど「会社に入ったのだから、会社のためにすべてを捧げる」という考えを持つ人は少ない。自分の成長と幸福のために社会で何が得られるかを考え、自己実現できる会社を選んで入社している

マネジメントの仕方が大きく変わっている。変更点は大きく2つ
1.「ウェルビーイング(幸福で肉体的、精神的、社会的に全て満たされた状態)」を重視する
2.コミュニケーション多様化した
今後は、あらゆる分野で共感思考が重視される

アジャイルでは、1〜2週間くらいのスパンでサイクルを回す。PDCAでなくOODA(ウーダ)

OODAループ
1.Observe (観察)
2.Orient (状況判断、方向づけ)
3.Decide (意思決定)
4.Act (行動)
変化に柔軟に対応できる

「ナラティブを作る」
ナラティブ (narrative)は「物語」「語り口」といった日本語に訳される。「ナレーション」はナラティブと同じ語源の言葉

ストーリーは、物語の内容や筋書きを表す
ナラティブは、語り手が主体となって自由に語る

物語を語るときのポイント
1.「個人的な想いを積極的に開示する」
2.「なぜこれをやろうとしたのか」動機を語る
3.「課題意識を伝える」

大規模な市場調査よりも、大事なのは、目の前の1人2人の困りごとにフォーカスすること。目の前の1人2人の困りごとを解消すれば、必ず商品やサービスを買ってもらえる

ユーザーに対して「何の機能が欲しいですか?」と聞くのはタブー。「何が欲しいか」ではなく「どんな課題を抱えているか」という背景を聞き出す必要がある

2週間 x 3回のサイクルで見直す
最初の2週間 x 3回程度は、マイナーチェンジを行う。この段階では限定的な改善にとどめる
5つのテーマを3つに絞り込む、5つのテーマを維持したまま、そのうち3つを入れ替えるなど

社会人から仕事人へ
会社に守られている自分がいる」ではなく「自分がスキルを発揮できているから会社にいる」というマインドで仕事に取り組む

ファンとは「フラットに」付き合う
クリエイターエコノミーの世界ではクリエイターとファンはフラットな関係であるのが原則。「謙虚さ」が大切

AIの活用が増えてくる現在は、クリエイターエコノミーが加速していくと思います。その際に、とても参考になるトピックスがたくさん書いてあり、とても参考になる1冊でおすすめです!


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