年収300万円 FIRE
電車内広告が出ていて気になったので読んでみました!久々のFIRE本です。
収入のうち貯蓄に回す割合を「貯蓄率」という。貯蓄率を上げることがFIRE達成に最も必要な要素
FIREとは、お金を働かせることで「インカムゲイン(投資の定期収入、不労所得)」を得て、その限られた収入の中で人生を自由に過ごすこと
FIREのマインドセットは、いっぱい稼いでいっぱいお金を使う「消費マインド」ではなく、お金に振り回されない自由を満喫する「フリーダムマインド」
FIREとは、Financial Independence, Retire Early.を略したもので「経済的自立と早期リタイア」経済的自立とは、自分の貯蓄や収入を投資に回すことで得られる定期的な不労所得(「インカムゲイン」)だけで生計が成り立っている状態
パチンコや競馬の還元率は約80%、宝くじは45%、100万で宝くじを買ったときのリターンの期待値は45万円。期待値が1(100%)未満のものにお金を投じると、やればやるほど元手はゼロに近づく
資産(インカムゲインを生み出すもの)にお金を投じる行為を投資という。インカムゲインは再投資することで「複利効果」を得られる
複利効果 72の法則
元本を倍にするまでの概算期間は、「72 ÷ その金融商品の年間利回り」で求められる。金利が12%のとき、「72 ÷ 12 = 6」預貯金はたったの6年で倍になる
インフレの時代には、モノの価値が上昇しても目減りしないような資産(株式や不動産など)を持っていることが大切
・Fat FIRE (ファット・ファイア)
資産収入(不労所得)のみで生活できる理想的なFIRE。達成には十分な資産が必要
・Lean FIRE (リーン・ファイア)
資産収入(不労所得)のみで生活するが、アスリート並みの倹約努力が必要
・Coast FIRE (コースト・ファイア)
資産収入(不労所得)のみで生活できるが、趣味として片手間に仕事をするストレスフリーなライフスタイル。社会と関わっていきたい人向け
・Barista FIRE (バリスタ・ファイア)
資産収入(不労所得) + 労働収入で生活するセミリタイア的なFIRE。サイドFIREともいう。必要な資産が少ないのでハードルが低い。通常なら週5日働くところを3日勤務にしてみたり、8時間勤務のところを3時間勤務にしてみたりするイメージ
4%ルール
年間支出の25倍の資産を米国インデックスで築き、年間4%ずつ売却し、その4%の売却益と配当の範囲内で生活をする
インターネットビジネス
かける労力に対して得られる収益が時間の経過とともに加速していく。収益化まで半年、1年はかかるにせよ、10万、20万とまとまった収益を得るのに、時間は1日1時間しか使っていない
投資信託
個人や機関投資家などから集めたお金を投資信託(ファンド)の運用会社が投資家のかわりに、国内外の株式や債権などで運用してくれる金融商品のこと
ETFには、「再投資型」のものは存在しない。
・投資信託には「再投資型」がある
・ETFには「再投資型」がない
ETFの分配金を再投資して複利運用するには、自分自身でその分配金を使って、新たにETFを追加購入する必要がある
日本では金融資産の54%が低金利の預貯金に眠っている。株式の比率はたった10%、投資信託の4%を含めても全体の15%
約10年に1回の頻度で金融ショックが起こっている。金融相場 → 業績相場 → 逆金融相場 → 再び金融相場に戻る。これを「相場サイクル」という
投資期間が、1年と短い場合は最もばらつきが大きく(リスクが高い)、期間が長くなればなるほど、ばらつきが小さく(リスクが低く)なる
FIREやセミリタイアを達成するのが目的なら「収入が上がっても固定費は上げないこと」
欲張る人ほど過剰なリスクをとっているケースが多く、結局、損をしてしまいがち。大儲けするよりも大損しないことが大事
FIRE生活に入ったら、資産のうち「生活費 x 5年分」は現金クッションとして換金性のいい預貯金などにしておく
夢や目標のために苦しむのではなく、思考をポジティブに!楽しんでFIREを目指す
FIREのヒントになることが多く書かれていて参考になります。サイドFIREなど資産だけで生活する方法以外で、ストレスなく生活するヒントも書かれていて、金融基礎知識をつけるのにはオススメの1冊です。
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