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【道を知っていること】と【歩くこと】は違う〜長嶋茂雄さんから学ぶこと〜

雪道の歩き方

雪道を歩いたことがない人は、
雪道を歩くときの転ぶ確率が、
雪国育ちの人に比べて高いといいます。

雪国生まれの人は、
幼い頃から染み付いた歩き方で、
無意識的に雪道を転ばずに歩くことができます。

足の中の重心の位置を調整することで、
重心の移動を最小限にするということです。
これは頭で考えてすることではありませんし、
頭で考えてできることではありません。

足の裏の重心の位置がどこにあるかなんていうのは、目に見えるわけでもないですし、感覚で知るしかありません。

感覚で知るとは

つまり、
これは知識と経験の違いということです。
知識は目に見えますが、
経験は目に見えません。
知識は説明できますが、
経験は説明しにくいことがあります。

スノーボードをやったことない人が、
滑り方を説明してもらったとしても、
いきなり滑ることができるようにはなりません。

いくら道に詳しかったとしても、
実際にその道を歩いたことがないとしたら、
それほど詳しくなくても、
歩いたことがある人には敵いません。

"なんとなく"って大事

その2つを隔てる決定的なものは、
"感覚"です。
そう、
"なんとなく"です。

その"なんとなく"を、
より多くのひとにわかってもらうために言葉にしたもの、
それが"知識"です。

言葉にするプロセスを経るうちに、
かなり多くのものが削ぎ落とされています。
それは実際に自分の身体を動かすことでのみ、
埋めることができる。

長嶋茂雄さんの指導

読売ジャイアンツの元監督、
長嶋茂雄さんが、中田翔選手に指導するときの声かけが印象的です。YouTubeで観ることができます。

腰だけでバッティングは打つんだから。上体はどうでもいい。』

これは経験について最もわかりやすく理解できる動画だと思っています。
知識として知っていることは、
バッティングは腕で打ちますよね。

しかし、
長嶋さんが長い経験で得たことを言葉にした時、
上体はどうでも良くて、
大事なのは腰。
でもそれを聞いて再現するには、
長嶋さんが歩いてきた道を歩かないとわからない。

今回は『【道を知っていること】と【歩くこと】は違う〜長嶋茂雄さんから学ぶこと〜』について書かせていただきました。

また、あしたね😊✨

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