バーチャル短歌結社・四号線 第2巻第9号(通算19号)2022年9月
・短歌連作「ぜんぶたまたまでした」
「他人(ひと)は変えられないもの」の詳細を考えてたら音数が尽き
長月の風鈴の音(ね)のかすかすとひと夜の恋も成就できない
亡き人の名を並べてはひざまずく異邦の人の前を横切る
日の本の国の安心・安全は ぜんぶぜえんぶたまたまでした
要はさあ棄てられるほど詠めばいい質に良し悪しなんてないので
脳トレをヒガナイチニチやったとて曼珠沙華なら彼岸にて居り
音(サウンド)は古来ヒトには統べられずふいに始まりとつぜん終わる
つぶれたる居酒屋のあと居酒屋がまた立つ after the love is gone
・雑感
短歌、かれこれ十年半くらい詠んでる。で、ほぼ一日一首ペースなので、4000首近いかもしれない。書き散らかしてるし、パソコンも一度壊れて消えたのもあるので、まとめてっていうのは、難しいなあ。まあでも、どうやったら続けられるかはいくらかアドバイスできるかもしれません。即効性はないと思うけど、それがじつは大切だったりするんだよなあ、一見無駄なことをけっこう真面目にやる時間を一日の中につくる。報酬はそのうち来るかもしれない、もし来たらラッキーくらいに思っておく。ってことかなあ。
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