【素読】 無門関 第二十六則 二僧巻簾 9 松坂 晃太郎 / ヒロボー 代表取締役 2024年8月30日 06:17 よい悪いと頭で判断しているうちは、まだまだ。せせこましい思慮の領域から離れて、いっそのこと自由になってみよう。 無門関 第二十六則 二僧巻簾にそうけんれん 清涼しょうりょう大法眼、因ちなみに僧、斎前さいぜんに上参す。眼げん、手を以て簾すだれを指す。時に二僧有り、同じく去って簾を巻く。眼曰く、「一得いっとく、一失いっしつ」。 無門曰く、「且しばらく道いえ、是れ誰か得とく、誰か失しつ。若もし者しゃ裏りに向かって一隻眼いっせきげんを著つけ得ば、便ち清涼国師敗闕はいけつの処を知らん。かくの如くなりと雖然いえども、切に忌いむ得失裏とくしつりに向かって商量することを」。 頌に曰く、 巻起けんきすれば明明として太空たいくうに徹す、太空すら猶なお未だ吾宗ごしゅうに合かなわず。 争いかでか似しかん空くうより都すべて放下ほうげして、綿綿密密、風を通つうぜざらんには。 無門関 (岩波文庫 青 312-1) www.amazon.co.jp 792円 (2024年08月29日 09:48時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 以下は縦式で作成した書き写し用のテキストです。無門関第二十六則.pdf41.8 KBファイルダウンロードについて ダウンロード ダウンロード copy #読書 #禅 #テキスト #座禅 #素読 #無門関 9 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート